23AM21|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
声帯靱帯が付着するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
声帯靱帯の付着部を問う問題です。
解説
声帯靱帯は、前方が甲状軟骨の内面(正中の裏側)に、後方が披裂軟骨の声帯突起に付着します。したがって甲状軟骨が正答です。
声帯ヒダ(声帯靱帯と声帯筋、それを覆う粘膜)は左右一対あり、その間の隙間が声門裂です。呼吸時には声門が開き、発声時には閉じて、呼気によって振動することで音が生じます。声の高さは、声帯の緊張の程度と長さによって調節されます。
この調節を担う喉頭筋は、輪状甲状筋(声帯を伸ばして緊張させる)、声帯筋(緊張を調節)、後輪状披裂筋(唯一の声門開大筋)、外側輪状披裂筋と横・斜披裂筋(声門を閉じる)です。
神経支配は、輪状甲状筋のみが上喉頭神経の外枝で、**それ以外のすべての喉頭筋は反回神経(下喉頭神経)**です。したがって反回神経が麻痺すると声門の運動が障害され、嗄声が生じます。反回神経は、左側が大動脈弓を、右側が右鎖骨下動脈を回って上行するため、胸部の疾患(大動脈瘤、肺癌、縦隔腫瘍)や甲状腺の手術で障害されることがあります。
喉頭蓋軟骨は、嚥下時に喉頭口を塞ぐ単一の軟骨で、声帯靱帯は付着しません。小角軟骨は披裂軟骨の上に乗る小さな対の軟骨、輪状軟骨は気道を全周に取り囲む単一の軟骨です。
選択肢の確認
1.甲状軟骨
正しい。声帯靱帯の前方が内面に付着します。
2.喉頭蓋軟骨
誤り。嚥下時に喉頭口を塞ぐ軟骨です。
3.小角軟骨
誤り。披裂軟骨の上に乗る小さな対の軟骨です。
4.輪状軟骨
誤り。気道を全周に取り囲む単一の軟骨です。
覚えるポイント
- 声帯靱帯=前方が甲状軟骨の内面、後方が披裂軟骨の声帯突起に付着。
- 喉頭筋は輪状甲状筋のみ上喉頭神経外枝、それ以外は反回神経。
- 後輪状披裂筋=唯一の声門開大筋。麻痺すると呼吸困難の危険。
- 反回神経麻痺=嗄声。大動脈瘤、肺癌、甲状腺手術で生じうる。