23AM22|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
上行結腸について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
上行結腸の位置と血液供給を問う問題です。
解説
上行結腸は、右下腹部の盲腸から始まって右側腹部を上行し、肝臓の下面で左方へ曲がって(右結腸曲、肝彎曲)横行結腸へ続きます。腹膜後器官であり、腸間膜をもたず後腹壁に固定されています。
血液供給は、上腸間膜動脈の枝である回結腸動脈と右結腸動脈が担います。したがって「右結腸動脈が分布する」が正しく、これが正答です。なお、横行結腸は中結腸動脈(上腸間膜動脈の枝)、下行結腸とS状結腸は下腸間膜動脈の枝が担います。
肝臓の方形葉下面に接するという記述は誤りです。上行結腸の上端は肝臓の右葉の下面に接します。方形葉の下面に接するのは胆嚢です。
脾臓に接するという記述も誤りです。脾臓に接するのは、左側の下行結腸の上端(左結腸曲、脾彎曲)です。
輪状ヒダを持つという記述も誤りです。輪状ヒダ(ケルクリングヒダ)は小腸、特に空腸に発達する粘膜のヒダで、吸収面積を広げる構造です。大腸には輪状ヒダも絨毛もなく、代わりに結腸ヒモ、結腸膨起(ハウストラ)、腹膜垂という特徴的な構造があります。
選択肢の確認
1.肝臓の方形葉下面に接する。
誤り。右葉の下面に接します。方形葉に接するのは胆嚢です。
2.脾臓に接する。
誤り。脾臓に接するのは下行結腸の上端です。
3.右結腸動脈が分布する。
正しい。上腸間膜動脈の枝が分布します。
4.輪状ヒダを持つ。
誤り。輪状ヒダは小腸の構造です。
覚えるポイント
- 上行結腸と下行結腸は腹膜後器官。横行結腸とS状結腸は腸間膜をもつ。
- 血液供給=上腸間膜動脈(盲腸から横行結腸の右3分の2)、下腸間膜動脈(それ以降から直腸上部)。
- 大腸の特徴=結腸ヒモ、結腸膨起(ハウストラ)、腹膜垂。輪状ヒダと絨毛はない。
- 輪状ヒダと絨毛=小腸(特に空腸)。吸収面積を広げる。