23AM28|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
ヘーリング・ブロイエル反射について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
ヘーリング・ブロイエル反射の仕組みを問う問題です。
解説
**ヘーリング・ブロイエル反射(肺伸展反射)**は、肺が過度に膨らみすぎるのを防ぐための反射です。
機序は次のとおりです。吸息によって肺が膨らむと、気管支の平滑筋にある肺伸展受容器が引き伸ばされて興奮します。その情報が迷走神経を求心路として延髄の呼吸中枢に伝えられ、吸息中枢が抑制されます。その結果、吸息が止まって呼息へ移行します。したがって「吸息中枢が抑制される」が正しく、これが正答です。深呼吸や運動時のように換気量が大きいときに特に働きます。
受容器は圧受容器であるという記述は誤りです。受容器は気管支平滑筋にある**伸展受容器(肺伸展受容器)**です。圧受容器は頸動脈洞と大動脈弓にあって血圧を感知するもので、循環の調節に関わります。
求心路は交感神経であるという記述も誤りです。求心路は迷走神経です。迷走神経を切断するとこの反射は消失します。
反射中枢は視床下部にあるという記述も誤りです。呼吸中枢は延髄(および橋)にあります。視床下部は体温調節、摂食と飲水、自律神経と内分泌の中枢です。
呼吸の調節にはこのほか、中枢化学受容器(延髄、二酸化炭素分圧と水素イオン濃度に反応)と末梢化学受容器(頸動脈小体と大動脈小体、酸素分圧の低下に鋭敏)が関わります。
選択肢の確認
1.受容器は圧受容器である。
誤り。気管支平滑筋の伸展受容器です。
2.求心路は交感神経である。
誤り。求心路は迷走神経です。
3.反射中枢は視床下部にある。
誤り。呼吸中枢は延髄にあります。
4.吸息中枢が抑制される。
正しい。肺の過膨張を防ぐために吸息が抑制されます。
覚えるポイント
- ヘーリング・ブロイエル反射=肺の伸展→伸展受容器→迷走神経→延髄→吸息の抑制。
- 目的は肺の過膨張を防ぐこと。深呼吸や運動時に働く。
- 中枢化学受容器(延髄)=二酸化炭素分圧と水素イオン濃度。末梢化学受容器=酸素分圧の低下。
- 呼吸中枢=延髄(呼吸リズムの生成)と橋(調節)。