23AM31|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
ホルモンとその効果器の組合せで正しいのはどれか。
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
1、2
この問題のポイント
消化管ホルモンと、それが働きかける器官を対応させる問題です。正答は二つあります。
解説
セクレチンは、酸性の胃内容が十二指腸に入ることで分泌されるホルモンです。主な作用は、膵臓からの重炭酸イオンに富む膵液の分泌促進ですが、あわせて肝臓からの胆汁分泌も促進します。本問では選択肢1が正答に含まれています。なお、セクレチンは胃酸の分泌とガストリンの分泌を抑制する作用ももちます。
コレシストキニン(CCK)は、脂肪や蛋白質の分解産物が十二指腸に入ることで分泌されるホルモンです。名前のとおり胆嚢を収縮させて胆汁を排出させ、あわせて膵臓からの消化酵素に富む膵液の分泌を促し、オッディ括約筋を弛緩させます。したがって「コレシストキニン-胆嚢」も正しく、選択肢2も正答です。脂肪食の後に右季肋部痛が誘発されるのは、この胆嚢収縮によるものです。
以上の二つが正答となります。
ガストリンは、胃の幽門前庭部のG細胞から分泌されるホルモンで、効果器は胃です。胃酸(塩酸)とペプシノーゲンの分泌を促し、胃の運動を高めます。膵臓ではありません。
エリスロポエチンは、腎臓で産生されるホルモンで、効果器は骨髄です。赤血球の産生を促進します。腎臓は産生する側であって効果器ではないため、この組合せは誤りです。慢性腎不全では産生が低下し、腎性貧血をきたします。
選択肢の確認
1.セクレチン-肝臓
正しい。膵液に加えて胆汁の分泌も促進します。
2.コレシストキニン-胆嚢
正しい。胆嚢を収縮させて胆汁を排出させます。
3.ガストリン-膵臓
誤り。効果器は胃であり、胃酸の分泌を促します。
4.エリスロポエチン-腎臓
誤り。腎臓は産生する側で、効果器は骨髄です。
覚えるポイント
- ガストリン=胃のG細胞から。胃酸とペプシノーゲンの分泌を促進。
- セクレチン=十二指腸から。重炭酸に富む膵液と胆汁の分泌を促進。胃酸を抑制。
- コレシストキニン=十二指腸から。胆嚢の収縮と酵素に富む膵液の分泌。
- エリスロポエチン=腎臓で産生、骨髄に作用。腎不全で腎性貧血。