23AM41|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
類上皮細胞はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
類上皮細胞の由来を問う問題です。
解説
類上皮細胞は、マクロファージが変化したものです。したがってこれが正答です。
慢性の炎症、特に肉芽腫性炎において、貪食しきれない異物や菌(結核菌、らい菌、真菌など)に対して、マクロファージが集まって密に配列し、上皮細胞のように見える形態に変化したものが類上皮細胞です。さらに類上皮細胞どうしが融合すると、多数の核をもつ**多核巨細胞(ラングハンス巨細胞、異物巨細胞)**が形成されます。
これらが集まって肉芽腫(結節)を形成し、その代表が結核結節です。結核結節では、中心に乾酪壊死があり、その周囲を類上皮細胞、ラングハンス巨細胞、リンパ球が取り囲みます。肉芽腫を形成する疾患としては、結核、サルコイドーシス、ハンセン病、クローン病、真菌症、異物反応があります。
リンパ球は、T細胞、B細胞、NK細胞からなる免疫の主役の細胞で、慢性炎症の場に多く集まりますが、類上皮細胞に変化するものではありません。
肥満細胞は、ヒスタミンなどを含む顆粒をもつ細胞で、IgEを介したI型アレルギーの中心を担います。
好中球は、急性の細菌感染で真っ先に集まる細胞で、膿の主成分となります。慢性炎症の肉芽腫を形成するものではありません。
選択肢の確認
1.マクロファージ
正しい。類上皮細胞はマクロファージが変化したものです。
2.リンパ球
誤り。免疫の主役の細胞ですが、類上皮細胞にはなりません。
3.肥満細胞
誤り。I型アレルギーの中心を担う細胞です。
4.好中球
誤り。急性の細菌感染で集まる細胞です。
覚えるポイント
- 類上皮細胞=マクロファージが変化したもの。融合して多核巨細胞となる。
- 肉芽腫=類上皮細胞と多核巨細胞、リンパ球の集まり。慢性炎症の像。
- 結核結節=中心に乾酪壊死、周囲に類上皮細胞とラングハンス巨細胞。
- 炎症細胞の順序=好中球(急性)→マクロファージ→リンパ球・線維芽細胞(慢性)。