23AM45|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
脳血管障害の後遺症でよくみられるのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
脳血管障害の後遺症にみられる特徴的な姿勢を問う問題です。
解説
マン・ウェルニッケ肢位(ウェルニッケ・マン肢位)は、脳血管障害による痙性片麻痺でみられる特徴的な姿勢です。
上肢は屈曲位をとり(肩関節の内転と内旋、肘関節の屈曲、前腕の回内、手関節と手指の屈曲)、下肢は伸展位をとります(股関節の伸展と内転、膝関節の伸展、足関節の底屈と内反)。これは、上肢では屈筋群、下肢では伸筋群の筋緊張(痙縮)が優位になるためです。
この姿勢のため、歩行では下肢を外側に振り回す分回し歩行となり、つま先が引っかかりやすくなります。装具としては、下垂足と内反を補正する短下肢装具が用いられます。したがってこれが正答です。
起坐位は、仰臥位では呼吸が苦しく、上体を起こすと楽になる姿勢です。**左心不全(肺うっ血)**や気管支喘息でみられます。臥位で静脈還流が増え、肺うっ血が悪化するためです。
エビ姿勢は、腹部を抱えて身体を丸める姿勢で、急性膵炎などの激しい腹痛でみられます。前かがみになると膵臓への圧が減り、痛みがやわらぐためです。
前かがみ姿勢は、パーキンソン病の特徴的な姿勢です。体幹が前傾し、肘と膝が軽く曲がり、腕振りが減少します。あわせて小刻み歩行、すくみ足、加速歩行がみられます。また、腰部脊柱管狭窄症でも、前かがみになると症状が軽減するため前傾姿勢をとることがあります。
選択肢の確認
1.起坐位
誤り。左心不全や気管支喘息でみられます。
2.エビ姿勢
誤り。急性膵炎など激しい腹痛でみられます。
3.前かがみ姿勢
誤り。パーキンソン病の特徴的な姿勢です。
4.マン・ウェルニッケ肢位
正しい。脳血管障害による痙性片麻痺でみられます。
覚えるポイント
- マン・ウェルニッケ肢位=上肢は屈曲、下肢は伸展。痙性片麻痺の特徴。分回し歩行。
- 起坐位=左心不全、気管支喘息。エビ姿勢=急性膵炎。
- 前かがみ姿勢=パーキンソン病、腰部脊柱管狭窄症。
- 後弓反張=破傷風、髄膜炎。