23AM47|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
皮膚症状と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
皮膚症状と疾患を対応させる問題です。
解説
手掌紅斑は、手のひら、特に母指球と小指球が赤くなる所見で、肝硬変などの慢性肝疾患でみられます。肝でのエストロゲンの分解が低下し、血中濃度が上がって末梢血管が拡張するためと説明されます。したがってこの組合せが正しく、正答です。同じ機序による所見として、前胸部や頸部にみられるクモ状血管腫、男性の女性化乳房があります。あわせて肝硬変では、黄疸、腹水、浮腫、羽ばたき振戦(肝性脳症)、食道静脈瘤、脾腫と血小板減少がみられます。
紫斑は、皮膚に生じる出血斑で、血小板の減少や機能異常(特発性血小板減少性紫斑病、白血病)、血管の異常(アレルギー性紫斑病、老人性紫斑)、凝固異常でみられます。アトピー性皮膚炎の所見ではありません。アトピー性皮膚炎では、湿疹、掻痒、苔癬化、乾燥がみられます。
蝶形紅斑は、両頬から鼻背にかけて蝶が羽を広げたように広がる紅斑で、**全身性エリテマトーデス(SLE)**の特徴的な所見です。全身性硬化症ではありません。全身性硬化症では皮膚の硬化とレイノー現象がみられます。
黄疸は、血中ビリルビンの増加により皮膚と眼球結膜が黄染する所見で、肝胆道系の疾患(肝炎、肝硬変、胆道の閉塞)や溶血性貧血でみられます。SLEの特徴的な所見ではありません。
選択肢の確認
1.紫斑-アトピー性皮膚炎
誤り。紫斑は血小板や血管の異常でみられます。
2.蝶形紅斑-全身性硬化症
誤り。蝶形紅斑は全身性エリテマトーデスの所見です。
3.黄疸-全身性エリテマトーデス
誤り。黄疸は肝胆道疾患や溶血性貧血でみられます。
4.手掌紅斑-肝硬変
正しい。エストロゲンの増加による末梢血管の拡張が関与します。
覚えるポイント
- 肝硬変の皮膚所見=手掌紅斑、クモ状血管腫、女性化乳房、黄疸。
- 蝶形紅斑=SLE。ヘリオトロープ疹とゴットロン徴候=皮膚筋炎。
- 皮膚硬化とレイノー現象=全身性硬化症。
- 紫斑=血小板減少、血管の異常、凝固異常。