23AM5|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
WHOのアルマ・アタ宣言で示されたのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
国際的な保健医療の宣言とその内容を対応させる問題です。
解説
アルマ・アタ宣言は、1978年にWHOとユニセフが開催した国際会議で採択された宣言で、プライマリ・ヘルス・ケアの理念を打ち出しました。したがってこれが正答です。「西暦2000年までにすべての人々に健康を」という目標を掲げ、住民の主体的な参加、地域の資源の活用、適正な技術、他分野との協調を柱として、誰もが受けられる基本的な保健医療を地域に根づかせることを目指しました。
ヘルスプロモーションは、1986年のオタワ憲章で提唱された理念です。「人々が自らの健康とその決定要因をコントロールし、改善できるようにするプロセス」と定義され、個人の努力だけでなく、健康を支える環境づくりを重視する点が特徴です。日本の健康日本21もこの考え方に基づいています。
インフォームド・コンセントは、患者が十分な説明を受けたうえで自らの意思で医療を選択するという原則で、リスボン宣言(患者の権利に関する世界医師会宣言)などで示されています。
ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則は、ヘルシンキ宣言(世界医師会、1964年)で示されました。その源流には、人体実験の禁止を定めたニュルンベルク綱領(1947年)があります。
これらの宣言は、名称と内容の対応が繰り返し問われるため、セットで覚えておく必要があります。
選択肢の確認
1.ヘルスプロモーション
誤り。1986年のオタワ憲章で提唱されました。
2.インフォームド・コンセント
誤り。リスボン宣言などで示された患者の権利に関する原則です。
3.ヒトを対象とする医学研究の倫理的原則
誤り。ヘルシンキ宣言で示されました。
4.プライマリ・ヘルス・ケア
正しい。1978年のアルマ・アタ宣言で提唱されました。
覚えるポイント
- アルマ・アタ宣言(1978年)=プライマリ・ヘルス・ケア。「2000年までにすべての人々に健康を」。
- オタワ憲章(1986年)=ヘルスプロモーション。健康を支える環境づくりを重視。
- ヘルシンキ宣言=医学研究の倫理。ニュルンベルク綱領がその源流。
- リスボン宣言=患者の権利(インフォームド・コンセントを含む)。