23AM51|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
チアノーゼを判断しやすいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
チアノーゼを観察しやすい部位を問う問題です。
解説
チアノーゼは、血液中の還元ヘモグロビン(酸素と結合していないヘモグロビン)が5グラム毎デシリットル以上になったときに、皮膚や粘膜が青紫色に見える所見です。
観察しやすいのは、皮膚が薄く毛細血管が豊富で、色素の影響を受けにくい部位です。具体的には、口唇、口腔粘膜、舌、爪床、耳たぶ、頬が挙げられます。したがって口唇が正答です。
眼球結膜は、貧血の有無(眼瞼結膜の蒼白)や黄疸(眼球結膜の黄染)を観察するのに適した部位です。チアノーゼの観察部位としては、口唇や爪床に劣ります。
手掌は、皮膚が厚く角層も発達しているため、色調の変化が反映されにくい部位です。ただし、手掌紅斑(肝硬変)の観察には適しています。
腹部も、皮膚が厚く、チアノーゼの観察に適した部位ではありません。
チアノーゼは、中枢性(肺の疾患、先天性心疾患の右左短絡など、動脈血の酸素飽和度が低下するもの。口唇や舌など全身にみられる)と、末梢性(心不全、寒冷、末梢循環不全により組織での酸素消費が増えるもの。四肢末梢に限局し、温めると改善する)に分けられます。
なお、重度の貧血ではヘモグロビンの絶対量が少ないためチアノーゼが現れにくいという点も重要です。
選択肢の確認
1.眼球結膜
誤り。黄疸の観察に適した部位です。
2.口唇
正しい。皮膚が薄く毛細血管が豊富で、観察しやすい部位です。
3.手掌
誤り。皮膚が厚く色調の変化が反映されにくい部位です。
4.腹部
誤り。チアノーゼの観察に適した部位ではありません。
覚えるポイント
- チアノーゼ=還元ヘモグロビンが5グラム毎デシリットル以上。
- 観察部位=口唇、口腔粘膜、舌、爪床、耳たぶ。
- 中枢性(肺疾患、先天性心疾患)と末梢性(寒冷、循環不全、温めると改善)。
- 重度の貧血ではチアノーゼが現れにくい。多血症では現れやすい。