23AM55|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
胆嚢癌について正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
胆嚢癌の特徴を問う問題です。
解説
胆嚢癌は、女性に多い癌です。男女比はおおよそ1対2から3とされます。したがってこの記述が正しく、正答です。背景として、胆石が女性に多いことが関与すると考えられています。好発年齢は60歳代以降です。
胆石の合併は少ないという記述は誤りです。胆嚢癌では胆石を合併する頻度が高く(半数以上とされます)、胆石による慢性的な刺激と炎症が発癌に関与すると考えられています。また、膵胆管合流異常も危険因子です。
左季肋部痛が多いという記述も誤りです。胆嚢は右季肋部(肝臓の下面)にあるため、症状としては右季肋部の痛みや不快感が現れます。左季肋部の痛みは、膵臓や脾臓、胃の疾患を示唆します。
AFPの上昇がみられるという記述も誤りです。AFP(αフェトプロテイン)は肝細胞癌の腫瘍マーカーです。胆嚢癌を含む胆道癌で用いられるのはCA19-9とCEAです。
胆嚢癌は、早期には無症状で、進行してから黄疸、右季肋部痛、体重減少で発見されることが多く、予後は不良です。胆石症の手術の際に偶然発見されることもあります。診断には腹部超音波検査、CT、MRCPが用いられます。
選択肢の確認
1.女性に多い。
正しい。男女比はおおよそ1対2から3とされます。
2.胆石の合併は少ない。
誤り。胆石の合併頻度が高く、発癌に関与すると考えられています。
3.左季肋部痛が多い。
誤り。胆嚢は右季肋部にあり、右季肋部痛が現れます。
4.AFPの上昇がみられる。
誤り。AFPは肝細胞癌のマーカーで、胆道癌ではCA19-9が用いられます。
覚えるポイント
- 胆嚢癌=女性に多い、60歳代以降、胆石の合併が多い、右季肋部痛、予後不良。
- 腫瘍マーカー=CA19-9とCEA。AFPは肝細胞癌。
- 胆石の危険因子=中年、女性、肥満、多産。
- 胆道疾患の第一選択の検査=腹部超音波検査。