23AM56|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
尿所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
尿の所見と疾患を対応させる問題です。
解説
血尿は、尿中に赤血球が混じる状態です。尿管結石では、結石が尿管の粘膜を傷つけるため血尿がみられます。したがってこの組合せが正しく、正答です。尿管結石の典型的な症状は、突然始まる激しい側腹部から背部の痛み(疝痛発作)で、患側の肋骨脊柱角(CVA)の叩打痛を伴い、痛みが鼠径部や陰部へ放散します。診断には尿検査、超音波検査、CTが用いられます。血尿はほかに、糸球体腎炎、膀胱炎、腎癌や膀胱癌でもみられます。
膿尿は、尿中に白血球が多く混じって混濁した状態で、尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎、前立腺炎)でみられます。急性糸球体腎炎の特徴は、血尿(コーラ色の尿)と蛋白質尿、浮腫、高血圧であり、膿尿ではありません。
褐色尿は、ヘモグロビン尿(溶血)、ミオグロビン尿(横紋筋融解症)、ビリルビン尿(閉塞性黄疸)、あるいは高度の血尿でみられます。ネフローゼ症候群の特徴は、高度の蛋白質尿による泡立つ尿と、低アルブミン血症、浮腫、高コレステロール血症です。褐色尿ではありません。
蛋白尿は、糸球体の障害(糸球体腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症)でみられます。前立腺肥大症は、尿道が圧迫されて排尿障害(排尿開始の遅れ、尿線の細さ、残尿感、頻尿)をきたす疾患であり、蛋白尿を特徴とするものではありません。
選択肢の確認
1.膿尿-急性糸球体腎炎
誤り。膿尿は尿路感染症でみられます。
2.褐色尿-ネフローゼ症候群
誤り。ネフローゼ症候群では高度の蛋白質尿がみられます。
3.血尿-尿管結石
正しい。結石が尿管粘膜を傷つけて血尿を生じます。
4.蛋白尿-前立腺肥大症
誤り。前立腺肥大症は排尿障害をきたす疾患です。
覚えるポイント
- 尿管結石=突然の激しい側腹部痛、CVA叩打痛、血尿、鼠径部への放散痛。
- 膿尿=尿路感染症(膀胱炎、腎盂腎炎)。
- 急性糸球体腎炎=溶連菌感染後、血尿、蛋白質尿、浮腫と高血圧。
- ネフローゼ症候群=高度の蛋白質尿、低アルブミン血症、浮腫、高コレステロール血症。