23AM57|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
口腔内所見と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
口腔内の所見と疾患を対応させる問題です。
解説
アフタ性口内炎は、口腔粘膜に生じる円形の浅い潰瘍で、周囲に紅暈を伴い痛みがあります。潰瘍性大腸炎では、腸管外合併症の一つとしてアフタ性口内炎がみられることが知られています。したがってこの組合せが正しく、正答です。潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜にびまん性の炎症を起こす原因不明の疾患で、粘血便、下痢、腹痛、しぶり腹(テネスムス)を主症状とし、直腸から連続的に口側へ広がります。腸管外合併症としてはほかに、関節炎、結節性紅斑、壊疽性膿皮症、ぶどう膜炎、原発性硬化性胆管炎があります。なお、ベーチェット病でも反復性のアフタ性口内炎が主症状となります。
う歯(むし歯)は、細菌が糖から酸を産生して歯質を溶かす疾患です。悪性貧血の口腔内所見は、舌が赤くつるつるになるハンター舌炎(萎縮性舌炎)であり、う歯ではありません。
舌炎は、悪性貧血(ビタミンB12欠乏)や鉄欠乏性貧血でみられる所見です。くる病はビタミンDの不足により骨の石灰化が障害される小児の疾患で、O脚や肋骨念珠といった骨の変形が特徴です。舌炎を特徴とするものではありません。
口角炎は、口角に亀裂やびらんを生じる状態で、ビタミンB2(リボフラビン)欠乏や鉄欠乏、カンジダ感染でみられます。ビタミンA欠乏症の特徴は、夜盲症、眼球乾燥症、皮膚の角化異常です。
選択肢の確認
1.う歯-悪性貧血
誤り。悪性貧血ではハンター舌炎がみられます。
2.アフタ性口内炎-潰瘍性大腸炎
正しい。腸管外合併症としてみられます。
3.舌炎-くる病
誤り。舌炎は悪性貧血や鉄欠乏性貧血でみられます。
4.口角炎-ビタミンA欠乏症
誤り。口角炎はビタミンB2欠乏などでみられます。
覚えるポイント
- 潰瘍性大腸炎=粘血便、下痢、腹痛。腸管外合併症にアフタ性口内炎、関節炎、結節性紅斑。
- ハンター舌炎=悪性貧血(ビタミンB12欠乏)。
- 口角炎=ビタミンB2欠乏。夜盲症=ビタミンA欠乏。くる病=ビタミンD欠乏。
- ベーチェット病=反復するアフタ性口内炎、外陰部潰瘍、皮膚症状、ぶどう膜炎。