23AM59|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
甲状腺機能亢進症でよくみられる症状はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
甲状腺機能亢進症の症状を問う問題です。
代謝が亢進するとどうなるかを考えます。
解説
甲状腺ホルモンは全身の代謝を高めるホルモンです。過剰になると、エネルギー消費が増えるため、食欲があってよく食べるにもかかわらず体重が減少します。したがって体重減少が正答です。この「食べるのに痩せる」という組合せが、甲状腺機能亢進症を疑う重要な手がかりになります。
発汗量減少は誤りです。代謝の亢進により産熱が増えるため、発汗は増加し、暑がりになります。皮膚は温かく湿った状態になります。
食欲低下も誤りです。エネルギー消費の増加を補うため、食欲はむしろ亢進します。食欲が低下するのは甲状腺機能低下症のほうです。
記憶力低下も誤りです。甲状腺機能亢進症では、いらいら、落ち着かない、集中できない、不眠といった精神的な興奮状態がみられます。記憶力の低下や無気力、思考の緩慢さは、甲状腺機能低下症の症状です。
甲状腺機能亢進症の代表であるバセドウ病では、メルゼブルグの三主徴(眼球突出、甲状腺腫大、頻脈)に加えて、動悸、手指のふるえ、下痢傾向、月経異常、易疲労がみられます。検査では遊離T3とT4が高値、TSHが低値となります。
選択肢の確認
1.体重減少
正しい。代謝の亢進により、食べていても体重が減ります。
2.発汗量減少
誤り。産熱が増えて発汗は増加します。
3.食欲低下
誤り。食欲はむしろ亢進します。
4.記憶力低下
誤り。いらいらや不眠など興奮状態がみられます。
覚えるポイント
- 甲状腺機能亢進症=体重減少(食べるのに痩せる)、暑がり、発汗増加、動悸、頻脈、手指のふるえ、下痢傾向、いらいら、不眠。
- メルゼブルグの三主徴=眼球突出、甲状腺腫大、頻脈。
- 検査=遊離T3・T4高値、TSH低値、TRAb陽性。
- 甲状腺機能低下症=寒がり、体重増加、便秘、徐脈、無気力、粘液水腫、記憶力低下。