23AM60|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
皮膚筋炎でみられるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
皮膚筋炎の皮膚症状を問う問題です。
解説
ヘリオトロープ疹は、**上眼瞼(まぶた)**にみられる浮腫を伴う紫紅色の紅斑で、皮膚筋炎に特徴的な皮膚症状です。ヘリオトロープという花の色にたとえてこの名があります。したがってこれが正答です。
皮膚筋炎のもう一つの特徴的な皮膚症状が**ゴットロン徴候(ゴットロン丘疹)**で、手指の関節背面(中手指節関節、近位指節間関節)にみられる紅斑や角化性の丘疹です。ほかに、頸部から上胸部のV領域の紅斑(Vネックサイン)、肩から上背部の紅斑(ショールサイン)、爪囲の紅斑と毛細血管の拡張もみられます。
筋症状としては、近位筋(肩と大腿)の対称性の筋力低下が特徴で、血清CKの上昇を伴います。悪性腫瘍の合併が多いため、診断時には全身の検索が必要です。また、間質性肺炎の合併も予後を左右します。
コプリック斑は、麻疹の前駆期に頬粘膜にみられる、周囲に紅暈を伴う白色の小斑点です。発疹が出る1日から2日前に現れ、診断的価値が高い所見です。
スワンネック変形は、指の近位指節間関節が過伸展し、遠位指節間関節が屈曲する変形で、関節リウマチでみられます。
ソーセージ様手指は、皮膚の硬化により手指が腫れぼったくなる所見で、**全身性硬化症(強皮症)**でみられます。
選択肢の確認
1.ヘリオトロープ疹
正しい。上眼瞼の紫紅色の紅斑で、皮膚筋炎に特徴的です。
2.コプリック斑
誤り。麻疹の前駆期に頬粘膜にみられます。
3.スワンネック変形
誤り。関節リウマチでみられる手指の変形です。
4.ソーセージ様手指
誤り。全身性硬化症でみられる皮膚硬化による所見です。
覚えるポイント
- 皮膚筋炎=ヘリオトロープ疹(上眼瞼)、ゴットロン徴候(手指関節背面)、近位筋の筋力低下、CK上昇。
- 悪性腫瘍の合併と間質性肺炎に注意する。
- コプリック斑=麻疹(頬粘膜の白色斑点)。
- スワンネック変形とボタン穴変形=関節リウマチ。ソーセージ様手指=全身性硬化症。