23AM62|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
筋・腱疾患と運動機能検査の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
疾患と運動機能検査を対応させる問題です。
解説
**ガワーズサイン(登はん性起立)**は、床から立ち上がる際に、腹臥位から四つ這いになり、自分の膝や大腿に手をついて体をよじ登るようにして立ち上がる動作です。近位筋(特に殿筋と大腿の筋)の筋力低下を示す所見で、**進行性筋ジストロフィー(特にデュシェンヌ型)**に特徴的です。したがってこの組合せが正しく、正答です。
ドロップアームサインは、上肢を他動的に外転させた位置から支えを離すと保持できずに落ちてしまう所見で、**腱板断裂(特に棘上筋腱の断裂)**を示します。胸郭出口症候群ではありません。胸郭出口症候群の検査は、アドソン、エデン、ライト、モーレイ、イートンです。
ヤーガソンテストは、肘を屈曲位で前腕を回外させるのに抵抗を加え、結節間溝に痛みが生じれば陽性となる検査で、上腕二頭筋長頭腱炎を示します。腱板損傷ではありません。腱板損傷の検査は、ペインフルアークサイン、ドロップアームサイン、ニアテスト、ホーキンステストです。
ファレンテストは、両手の手背を合わせて手関節を最大屈曲位に保ち、正中神経領域のしびれが誘発されれば陽性となる検査で、手根管症候群を示します。上腕骨外側上顆炎ではありません。外側上顆炎の検査は、トムゼンテスト、チェアテスト、中指伸展テストです。
選択肢の確認
1.胸郭出口症候群-ドロップアームサイン
誤り。ドロップアームサインは腱板断裂を示します。
2.腱板損傷-ヤーガソンテスト
誤り。ヤーガソンテストは上腕二頭筋長頭腱炎を示します。
3.進行性筋ジストロフィ-ガワーズサイン
正しい。近位筋の筋力低下を示す登はん性起立です。
4.上腕骨外側上顆炎-ファレンテスト
誤り。ファレンテストは手根管症候群を示します。
覚えるポイント
- ガワーズサイン=進行性筋ジストロフィー(近位筋の筋力低下)。
- 腱板損傷=ペインフルアークサイン、ドロップアームサイン、ニア、ホーキンス。
- 上腕二頭筋長頭腱炎=ヤーガソン、スピード。
- 手根管症候群=ファレン、ティネル。外側上顆炎=トムゼン、チェア、中指伸展。