23AM66|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
骨肉腫の初発症状でよくみられるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
骨肉腫の初発症状を問う問題です。
解説
骨肉腫は、**10歳代(思春期)に好発する原発性の悪性骨腫瘍で、成長の盛んな膝関節周囲(大腿骨遠位、脛骨近位)**に多く発生します。
初発症状として最も多いのは疼痛で、特に運動時の痛みとして自覚されます。したがってこれが正答です。当初は運動時のみの軽い痛みであるため、成長痛やスポーツによる痛みと誤解されて受診が遅れることがあります。進行すると安静時痛と夜間痛が加わり、痛みが持続するようになります。夜間痛は悪性腫瘍を疑う重要な手がかりです。
腫脹も骨肉腫の症状ですが、腫瘍が大きくなってから現れるものであり、初発症状としては疼痛が先行します。腫脹に加えて熱感、皮膚の静脈の怒張、可動域制限が現れます。
発熱は、骨肉腫の初発症状として典型的なものではありません。骨と関節の疾患で発熱が問題になるのは、化膿性骨髄炎や化膿性関節炎です(ただしユーイング肉腫では発熱を伴うことがあります)。
間欠跛行は、歩行を続けると下肢の症状が強まり、休むと軽減する症状で、腰部脊柱管狭窄症や閉塞性動脈硬化症でみられます。骨肉腫の症状ではありません。
診断には、エックス線写真(コッドマン三角、スピクラ、骨膜反応)、MRI、生検が用いられます。治療は化学療法と手術の組合せで、肺転移の有無が予後を大きく左右します。
選択肢の確認
1.発熱
誤り。骨肉腫の初発症状として典型的ではありません。
2.運動時痛
正しい。疼痛、特に運動時痛が初発症状として最も多くみられます。
3.腫脹
誤り。腫瘍が大きくなってから現れ、疼痛が先行します。
4.間欠跛行
誤り。腰部脊柱管狭窄症や閉塞性動脈硬化症でみられます。
覚えるポイント
- 骨肉腫=10歳代、膝関節周囲(大腿骨遠位、脛骨近位)。初発は運動時痛、進行して安静時痛と夜間痛。
- 画像=コッドマン三角、スピクラ(日光放射状)、骨膜反応。
- 治療=化学療法と手術。肺転移が予後を左右する。
- 夜間痛と安静時痛は悪性腫瘍を疑う手がかり。速やかな受診を勧める。