23AM68第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)

狭心症について正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

狭心症の特徴と治療を問う問題です。

解説

ニトログリセリンは、血管平滑筋を弛緩させて静脈を拡張させ(前負荷の軽減)、あわせて冠状動脈を拡張させることで、心筋の酸素需要を減らし供給を増やします。舌下錠やスプレーとして用い、数分以内に発作を緩解させます。したがって「発作時にはニトログリセリンが有効である」が正しく、正答です。なお、内服では肝臓で分解されてしまうため、舌下または口腔内で吸収させます。使用により血圧低下と頭痛が生じることがあります。

心電図ではP波の変化が特徴であるという記述は誤りです。狭心症の発作時にみられるのはST部分の低下(ST低下)です。P波は心房の興奮を表すもので、狭心症の特徴的な変化ではありません。なお、心筋梗塞ではST上昇と異常Q波がみられます。

冠攣縮型による狭心症は日中に起こりやすいという記述も誤りです。冠攣縮性狭心症(異型狭心症)は、冠状動脈が一時的に痙攣して起こるもので、夜間から早朝、安静時に発作が起こりやすいのが特徴です。喫煙が大きな危険因子で、発作時の心電図ではST上昇を示すことがあります。

不安定狭心症は心筋梗塞へ移行しにくいという記述も誤りです。不安定狭心症は、粥腫が破綻して血栓が形成されつつある状態であり、心筋梗塞へ移行する危険が高く、急性冠症候群として緊急の対応が必要です。安静時にも発作が起こる、発作の頻度と強さが増している、持続時間が長くなっているといった変化が警告徴候です。

選択肢の確認

1.心電図ではP波の変化が特徴である。
誤り。狭心症では発作時にST低下がみられます。

2.発作時にはニトログリセリンが有効である。
正しい。舌下投与により数分で発作が緩解します。

3.冠攣縮型による狭心症は日中に起こりやすい。
誤り。夜間から早朝の安静時に起こりやすくなります。

4.不安定狭心症は心筋梗塞へ移行しにくい。
誤り。移行する危険が高く、緊急の対応を要します。

覚えるポイント

  • ニトログリセリン舌下投与。狭心症の発作を数分で緩解。心筋梗塞では無効。
  • 心電図=狭心症はST低下心筋梗塞はST上昇と異常Q波
  • 冠攣縮性(異型)狭心症=夜間から早朝の安静時、喫煙が危険因子、ST上昇。
  • 不安定狭心症=心筋梗塞へ移行する危険が高い。急性冠症候群として緊急対応。
23AM6723AM69
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