23AM69|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
帯状疱疹の治療に用いられるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
帯状疱疹の病原体と治療を問う問題です。
解説
帯状疱疹は、水痘・帯状疱疹ウイルスによる疾患です。小児期に水痘(みずぼうそう)として感染した後、ウイルスが脊髄後根神経節や脳神経節に潜伏し続け、加齢、疲労、ストレス、免疫の低下によって再活性化することで発症します。
したがって治療には抗ウイルス薬(アシクロビル、バラシクロビルなど)が用いられます。これが正答です。発疹の出現から72時間以内にできるだけ早く開始することが、症状の軽減と帯状疱疹後神経痛の予防に重要です。あわせて鎮痛薬が用いられます。
症状は、片側の神経の走行(デルマトーム)に沿って帯状に、強い痛みと紅斑、水疱が出現するのが特徴です。痛みが皮疹に先行することが多く、この段階では診断が難しいこともあります。胸部と顔面(三叉神経第1枝)に好発し、顔面では角膜炎やラムゼイ・ハント症候群(耳介の水疱、顔面神経麻痺、めまいと難聴)を合併することがあります。
抗菌薬は細菌感染症に用いる薬です。帯状疱疹には無効ですが、水疱に細菌の二次感染が生じた場合には使用されます。
抗真菌薬は、白癬(水虫)やカンジダ症などの真菌感染症に用います。
抗寄生虫薬は、マラリアや疥癬、回虫症などの寄生虫感染症に用います。
なお、施術に際しては、水疱内にウイルスが含まれるため、患部への直接の刺鍼を避け、接触感染の予防に配慮します。
選択肢の確認
1.抗菌薬
誤り。細菌感染症に用いる薬です。
2.抗真菌薬
誤り。白癬やカンジダ症に用います。
3.抗ウイルス薬
正しい。水痘・帯状疱疹ウイルスに対して用います。
4.抗寄生虫薬
誤り。マラリアや疥癬に用います。
覚えるポイント
- 帯状疱疹=水痘・帯状疱疹ウイルスの再活性化。神経節に潜伏していたものが再燃。
- 症状=片側性、デルマトームに沿った帯状の水疱と強い痛み。痛みが先行することが多い。
- 治療=抗ウイルス薬を72時間以内に開始。帯状疱疹後神経痛の予防が重要。
- 水疱にはウイルスが含まれる。患部への刺鍼を避け、接触感染に注意する。