23AM74|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午前(科目未分類)
半側空間無視の評価に用いる検査項目で正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
半側空間無視の評価法を問う問題です。
解説
半側空間無視は、主に右の頭頂葉の障害により、左側の空間を認識できなくなる症状です。視野は保たれているのに、左側にあるものに注意が向かず、本人はその欠落に気づきません。食事で左半分を残す、左側の障害物にぶつかる、左側から声をかけられても反応しないといった形で現れます。
評価には次の検査が用いられます。線分二等分試験は、水平に引いた直線の中点に印をつけさせるもので、左側の空間を無視していると、印が右へ偏ります。したがって「直線の中点に印をつけさせる」が正答です。ほかに、紙面に散らばった線を消していく線分抹消試験、時計や花などを描かせて左半分が欠ける模写試験と描画試験があります。
100から7を順番に引かせるのは、注意力と計算能力をみる検査(シリアル・セブン)で、認知症のスクリーニング(改訂長谷川式簡易知能評価スケール、MMSE)に含まれます。半側空間無視の検査ではありません。
今日の日付を答えさせるのは、見当識(時間の見当識)をみる検査で、こちらも認知症のスクリーニングに含まれます。
検者の母指と示指で輪をつくり模倣させるのは、失行(観念運動失行)の検査です。運動の麻痺も理解の障害もないのに、意図した動作ができない状態を評価します。
選択肢の確認
1.100から7を順番に引かせる。
誤り。注意力と計算能力をみる検査です。
2.今日の日付を答えさせる。
誤り。見当識をみる検査です。
3.直線の中点に印をつけさせる。
正しい。線分二等分試験であり、半側空間無視の評価に用います。
4.検者の母指と示指で輪をつくり模倣させる。
誤り。失行(観念運動失行)の検査です。
覚えるポイント
- 半側空間無視=主に右頭頂葉の障害、左側の空間を認識できない。本人は気づかない。
- 評価=線分二等分試験(印が右へ偏る)、線分抹消試験、模写・描画試験。
- 転倒の大きな危険因子。環境整備と声かけが重要。
- 認知症の検査=改訂長谷川式、MMSE(見当識、記憶、計算、言語)。