23AM9|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
大気汚染の原因になるのはどれか。
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
1、3、4
この問題のポイント
大気汚染の原因物質を問う問題です。正答は三つあります。
解説
大気汚染物質として問われるものを確認します。
一酸化炭素は、燃料の不完全燃焼によって発生する無色無臭の気体で、代表的な大気汚染物質です。自動車の排気ガスや暖房器具が発生源となります。ヘモグロビンとの結合力が酸素のおよそ200倍以上と極めて強く、一酸化炭素中毒では組織への酸素運搬が妨げられ、頭痛、めまい、意識障害から死に至ります。環境基準が定められています。
二酸化硫黄は、硫黄を含む燃料の燃焼によって発生する刺激性の気体で、こちらも代表的な大気汚染物質です。四日市ぜんそくの原因となり、また酸性雨の原因物質でもあります。環境基準が定められています。
カドミウムは、本問では大気汚染の原因となるものとして正答に含まれています。金属精錬などに伴って大気中に排出されることがあり、大気汚染防止法の有害物質にも位置づけられています。なお、カドミウムはイタイイタイ病(富山県神通川流域)の原因物質としても知られ、腎障害と骨軟化症をきたします。
メチル水銀は、水俣病の原因物質で、工場排水として海に排出され、魚介類に蓄積したものを摂取することで発症しました。水質汚濁による健康被害の代表であり、大気汚染の原因物質としては挙げられません。症状は、四肢末端の知覚障害、運動失調、求心性視野狭窄、難聴です。
選択肢の確認
1.一酸化炭素
正しい。不完全燃焼により発生する代表的な大気汚染物質です。
2.メチル水銀
誤り。水俣病の原因物質であり、水質汚濁による健康被害です。
3.二酸化硫黄
正しい。硫黄を含む燃料の燃焼により発生し、四日市ぜんそくと酸性雨の原因となります。
4.カドミウム
正しい。大気汚染防止法の有害物質に位置づけられています。
覚えるポイント
- 大気汚染物質=一酸化炭素、二酸化硫黄、窒素酸化物、浮遊粒子状物質、光化学オキシダント。
- メチル水銀=水俣病(水質汚濁)。四肢末端の知覚障害、運動失調、求心性視野狭窄。
- カドミウム=イタイイタイ病(水質汚濁)。腎障害と骨軟化症。
- 四大公害=水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市ぜんそく(大気汚染)。