23PM105|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
尺骨神経溝部にある経穴はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
尺骨神経溝にある経穴を問う問題です。
解説
尺骨神経溝は、上腕骨の内側上顆の後方にある溝で、ここを尺骨神経が走行します。この部は神経が皮下の浅い位置を通るため、圧迫や外傷を受けやすく、肘をぶつけたときに小指へしびれが走るのはこのためです。この部での絞扼が肘部管症候群です。
小海は手の太陽小腸経の合土穴で、肘内側、肘頭と上腕骨内側上顆の間の陥凹部に取ります。まさに尺骨神経溝の部位にあたるため、これが正答です。肘部管症候群の局所治療穴として重要な経穴です。刺鍼では神経を直接損傷しないよう注意します。
支正は同じ小腸経の絡穴で、前腕後内側、尺骨内縁と尺側手根屈筋の間、手関節背側横紋の上方5寸に取ります。前腕にあり、尺骨神経溝ではありません。
臂臑は手の陽明大腸経の経穴で、上腕外側、三角筋前縁、曲池の上方7寸に取ります。上腕の外側であり、内側の尺骨神経溝とは反対の位置です。
少海は手の少陰心経の合水穴で、肘前内側、上腕骨内側上顆の前縁、肘窩横紋と同じ高さに取ります。内側上顆の前縁である点が、後方の小海と異なります。名前が似ているため混同しやすいところですが、「小海は小腸経で肘頭と内側上顆の間(後方)」「少海は心経で内側上顆の前縁」と区別します。
選択肢の確認
1.支正
誤り。前腕後内側、手関節背側横紋の上方5寸にあります。
2.臂臑
誤り。上腕外側の三角筋前縁にあります。
3.少海
誤り。上腕骨内側上顆の前縁にあります。
4.小海
正しい。肘頭と上腕骨内側上顆の間、尺骨神経溝の部位です。
覚えるポイント
- 小海=小腸経の合土穴、肘頭と上腕骨内側上顆の間。**尺骨神経(肘部管)**の部位。
- 少海=心経の合水穴、上腕骨内側上顆の前縁。名前が似るため区別する。
- 尺骨神経の絞扼部位=肘部管(小海)とギヨン管(豆状骨と有鈎骨鈎の間)。
- 尺骨神経麻痺=小指と環指尺側のしびれ、鷲手、フローマン徴候。