23PM119|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
神経痛と局所治療穴の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
神経痛の罹患部位と局所治療穴を対応させる問題です。
解説
大後頭神経は、第2頸神経(C2)の後枝に由来し、後頭部から頭頂部にかけての皮膚知覚を担います。この神経が僧帽筋の起始部や頭半棘筋を貫く付近で絞扼されると、大後頭神経痛が生じ、後頭部から頭頂部にかけての電撃痛としびれ、圧痛が現れます。
天柱は足の太陽膀胱経の経穴で、後頸部、僧帽筋外縁の陥凹部、後髪際の上方5分に取ります。まさに大後頭神経が走行する部位にあたるため、局所治療穴として適切です。したがってこの組合せが正しく、正答です。あわせて風池、玉枕、脳戸なども用いられます。
小後頭神経は、頸神経叢(C2からC3の前枝)に由来し、後頭部の外側から耳の後上部にかけての知覚を担います。局所治療穴としては完骨(乳様突起の後下方)が対応します。脳戸は後頭部の正中(督脈)にあり、小後頭神経の走行ではありません。
大耳介神経は、頸神経叢に由来し、耳の後下部と耳下腺部の知覚を担います。局所治療穴としては翳風(耳垂の後方)が対応します。聴会は耳の前方(胆経)にあり、大耳介神経の領域ではありません。
眼神経(三叉神経第1枝)は、前頭部、上眼瞼、鼻背の知覚を担います。局所治療穴としては攅竹(眉毛内端)や陽白(眉毛の上1寸)が対応します。四白は眼窩下孔部にあり、**上顎神経(三叉神経第2枝)**の領域です。
選択肢の確認
1.大後頭神経痛-天柱
正しい。天柱は大後頭神経の走行部位にあります。
2.小後頭神経痛-脳戸
誤り。小後頭神経には完骨が対応します。
3.大耳介神経痛-聴会
誤り。大耳介神経には翳風が対応します。
4.眼神経痛-四白
誤り。四白は上顎神経の領域です。眼神経には攅竹が対応します。
覚えるポイント
- 大後頭神経(C2後枝)=後頭部から頭頂部。局所穴は天柱、風池、玉枕。
- 小後頭神経(頸神経叢)=後頭部外側から耳後上部。局所穴は完骨。
- 大耳介神経=耳の後下部と耳下腺部。局所穴は翳風。
- 三叉神経=第1枝(眼神経、攅竹)、第2枝(上顎神経、四白)、第3枝(下顎神経、大迎、頬車)。