23PM120第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)

中指背側の痛みを認める患者に対し、罹患部のデルマトームを考慮した治療穴で適切なのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

**デルマトーム(皮膚分節)**を考慮した治療穴の選択を問う問題です。

解説

中指の領域は、上肢のデルマトームではC7に相当します。上肢のデルマトームは、母指がC6、中指がC7、小指がC8という対応で覚えられます。したがって、C7の皮膚分節に対応する部位にある経穴を選びます。

外関は手の少陽三焦経の絡穴で、前腕後面、橈骨と尺骨の骨間の中点、手関節背側横紋の上方2寸に取ります。前腕後面の中央を走行し、この領域はC7の皮膚分節と重なります。したがって罹患部のデルマトームを考慮した治療穴として適切であり、これが正答です。あわせて中渚、支溝なども用いられます。

手三里は手の陽明大腸経の経穴で、前腕後外側、肘窩横紋の下方2寸に取ります。前腕の橈側にあたり、この領域はC6の皮膚分節に相当します。中指(C7)とは分節が異なります。

消濼は手の少陽三焦経の経穴で、上腕後面、肘頭と肩峰角を結ぶ線上、肘頭の上方5寸に取ります。上腕後面はC6からC7に関わりますが、前腕から手指へ連なる分節を考慮すると、より末梢の外関のほうが適します。

少海は手の少陰心経の合水穴で、肘前内側、上腕骨内側上顆の前縁に取ります。上肢の内側(尺側)にあたり、この領域はC8からT1の皮膚分節に相当します。中指(C7)とは異なります。

上肢のデルマトームを整理すると、C5が上腕外側、C6が前腕橈側と母指、C7が中指、C8が小指と前腕尺側、T1が上腕内側となります。

選択肢の確認

1.手三里
誤り。前腕橈側にあり、C6の分節に相当します。

2.外関
正しい。前腕後面の中央にあり、C7の分節と重なります。

3.消濼
誤り。上腕後面にあり、より近位の部位です。

4.少海
誤り。上肢の内側にあり、C8からT1の分節に相当します。

覚えるポイント

  • 上肢のデルマトーム=C5(上腕外側)、C6(前腕橈側と母指)、C7(中指)、C8(小指と前腕尺側)、T1(上腕内側)
  • 外関=三焦経の絡穴、前腕後面の中央、背側横紋の上2寸。八脈交会穴(陽維脈)。
  • 腱反射=上腕二頭筋(C5)、腕橈骨筋(C6)、上腕三頭筋(C7)。
  • 頸椎症の神経根症では、症状の分布からデルマトームを推定して高位を判断する。
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