23PM142|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
押手の周囲圧の目的はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
押手の圧の種類と、それぞれの目的を問う問題です。
解説
押手の圧は、次の三つに分けて理解されます。
固定圧(挟圧)は、押手の母指と示指で鍼体を挟んで保持する圧です。これにより鍼が曲がったり倒れたりするのを防ぎ、刺入の方向を安定させます。
垂直圧は、押手全体で刺鍼部の皮膚を垂直に押さえる圧です。皮膚の緊張を高めて切皮痛を軽減し、刺入をしやすくします。
周囲圧(水平圧)は、押手の周囲から中心に向けて皮膚を張るように押さえる圧です。目的は、皮膚に適度な緊張を与えるとともに、押手そのものがずれないように固定することにあります。したがって「押手がずれないようにする」が周囲圧の目的であり、これが正答です。
これらを踏まえると、鍼体を保持するのは固定圧の目的、刺鍼部の皮膚を圧迫するのは垂直圧の目的にあたります。
筋肉の緊張状態をはかることは、押手の圧の目的ではありません。押手には、刺鍼部の状態(硬結、圧痛、皮膚の性状)を感じ取るという役割もありますが、圧の種類として分けられた目的ではありません。
押手の役割全般としては、皮膚の緊張の調節、鍼の支持と方向の保持、切皮痛の軽減、清潔の保持、刺鍼部の状態の把握、患者の不安の軽減が挙げられます。刺手が鍼を操作する手であるのに対し、押手は施術の土台をつくる手であり、その技術が施術の質を大きく左右します。
選択肢の確認
1.鍼体を保持する。
誤り。固定圧(挟圧)の目的です。
2.刺鍼部の皮膚を圧迫する。
誤り。垂直圧の目的です。
3.押手がずれないようにする。
正しい。周囲圧(水平圧)の目的です。
4.筋肉の緊張状態をはかる。
誤り。押手の圧の種類として分けられた目的ではありません。
覚えるポイント
- 押手の圧=固定圧(鍼体の保持)、垂直圧(皮膚を垂直に押さえる)、周囲圧(皮膚を張り押手を固定)。
- 押手の役割=皮膚の緊張調節、鍼の支持、切皮痛の軽減、清潔の保持、状態の把握。
- 刺手=鍼を操作する手。押手=施術の土台をつくる手。
- 押手の圧が弱いと鍼が不安定になり、強すぎると患者の不快感を招く。