23PM143|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
刺入した鍼の角度を変える手技はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
現行17手技のうち、刺入の角度を変える手技を問う問題です。
解説
刺鍼転向術は、刺入した鍼をいったん皮下まで引き上げ、鍼尖の向き(刺入の角度と方向)を変えて、改めて別の方向へ刺入し直す手技です。目的とする部位へ確実に刺激を届けたい場合や、一つの刺入点から複数の方向へ刺激を与えたい場合に用います。したがってこれが正答です。
鍼尖転移術は、鍼を皮下に留めた状態で、押手と刺手をそろえて皮膚ごと輪状に動かし、鍼尖の当たる位置を変える手技です。鍼の角度を変えるのではなく、皮膚とともに鍼を移動させる点が異なります。この二つは名前も操作も似ているため、区別が頻出です。
乱鍼術は、複数の手技を組み合わせて用いる方法の総称です。単独の決まった操作を指すものではなく、症状や部位に応じて雀啄術、旋撚術、振せん術などを適宜組み合わせます。
副刺激術は、刺入した鍼の近くにもう一本鍼を刺す、あるいはその周囲を刺激する手技です。刺激を強めるほか、**抜鍼困難(渋鍼)**の際に周囲の筋の攣縮をゆるめる目的でも用いられます。
現行17手技を整理すると、深さを変えるもの(屋漏術、間歇術、雀啄術)、回転させるもの(回旋術、旋撚術)、振動を与えるもの(振せん術、内調術、管散術、細指術)、方向や位置を変えるもの(刺鍼転向術、鍼尖転移術)、その他(随鍼術、副刺激術、置鍼術、乱鍼術など)に分けられます。
選択肢の確認
1.乱鍼術
誤り。複数の手技を組み合わせて用いる方法の総称です。
2.鍼尖転移術
誤り。皮膚ごと輪状に動かして鍼尖の位置を変える手技です。
3.副刺激術
誤り。近くにもう一本刺鍼する手技で、抜鍼困難にも用います。
4.刺鍼転向術
正しい。鍼尖の向きを変えて刺入し直す手技です。
覚えるポイント
- 刺鍼転向術=鍼尖の**向き(角度)**を変えて刺入し直す。
- 鍼尖転移術=皮膚ごと輪状に動かして位置を変える。名前が似るため区別する。
- 副刺激術=近くに刺鍼。**抜鍼困難(渋鍼)**の対応にも用いる。
- 深さを変える=屋漏術(三段階)、間歇術(刺入と引き上げ)、雀啄術(上下動)。