23PM152|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
中指頭大の艾炷をすえた後に吸い出し膏を貼る灸法はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
灸法の種類と、その具体的な操作を問う問題です。
解説
打膿灸は、中指頭大の大きな艾炷を用いて施灸し、意図的に強い熱傷をつくった後、その部位に膏薬(吸い出し膏)を貼って化膿を促すという灸法です。したがってこれが正答です。化膿による生体反応(白血球の増加など)を利用して、免疫の賦活を図る目的で古くから行われてきました。有痕灸であり、大きな瘢痕を残します。感染と瘢痕の問題があるため、現在ではほとんど行われず、実施にあたっては十分な説明と同意、そして厳重な衛生管理が前提となります。
焦灼灸は、患部に強い熱を加えて組織を焼き切る目的の灸法です。いぼ、鶏眼、胼胝などに用いられました。膏薬を貼って化膿を促すものではありません。
透熱灸は、米粒大から半米粒大の艾炷を皮膚上で最後まで燃やしきる灸法で、最も一般的な有痕灸です。小さな熱傷をつくって灸痕を残しますが、化膿を促すことは目的ではなく、むしろ化膿を防ぐことが施術上の要点となります。
薬灸は、艾以外の薬物(漆、紅、硫黄、うるしなど)を皮膚に塗って刺激を与える方法の総称です。艾を燃やすものではありません。
灸法の分類を整理すると、有痕灸=透熱灸(糸状灸を含む)、焦灼灸、打膿灸。無痕灸=知熱灸、八分灸、隔物灸、温筒灸、棒灸、灸頭鍼、押灸となります。
選択肢の確認
1.打膿灸
正しい。大きな艾炷で施灸した後、膏薬を貼って化膿を促します。
2.焦灼灸
誤り。いぼや鶏眼の組織を焼き切る目的の灸法です。
3.透熱灸
誤り。艾炷を燃やしきる有痕灸で、化膿は防ぐべきものです。
4.薬灸
誤り。艾以外の薬物を用いる方法の総称です。
覚えるポイント
- 打膿灸=大きな艾炷+膏薬を貼って化膿を促す。免疫の賦活が目的。大きな瘢痕を残す。
- 有痕灸=透熱灸、焦灼灸、打膿灸。無痕灸=知熱灸、八分灸、隔物灸、温筒灸、棒灸、灸頭鍼。
- 焦灼灸=組織を焼き切る(いぼ、鶏眼)。
- 現在の主流は透熱灸と各種の無痕灸。打膿灸はほとんど行われない。