23PM153|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
湿性温灸はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
温灸の分類を、乾性と湿性で区別する問題です。
解説
温灸(無痕灸のうち温熱を与えるもの)は、皮膚に伝わる熱に水分(湿気)を伴うかどうかによって、乾性と湿性に分けられます。
湿性温灸は、皮膚と艾炷の間に水分を含むものをはさむ方法で、その水分が蒸気となって熱を伝えます。隔物灸のうち、ショウガ灸(隔姜灸)、味噌灸(隔味噌灸)、にんにく灸(隔にんにく灸)がこれにあたります。したがってショウガ灸が正答です。生姜の薄切りを皮膚に置き、その上に艾炷を乗せて燃やすもので、生姜の温性の薬効と、水分による穏やかな伝導熱を組み合わせた方法です。冷えを伴う腹痛、下痢、関節痛などに用いられます。
なお、隔塩灸は塩をはさむもので、水分を含まないため乾性に分類されます。
乾性温灸は、水分を介さずに熱を伝える方法で、知熱灸、八分灸、棒灸(艾条灸)、温筒灸、灸頭鍼、隔塩灸が該当します。
知熱灸は、比較的大きな艾炷を用いて、患者が熱さを感じた時点で火を消す方法です。水分を介さないため乾性です。
棒灸(艾条灸)は、棒状に固めた艾に点火し、皮膚から離した位置で保持して輻射熱を与える方法です。こちらも乾性にあたります。
温筒灸は、金属や紙の筒に艾を入れて燃やし、台座を介して皮膚に温熱を伝える方法です。市販の台座灸もこの一種で、手軽に用いられます。乾性です。
選択肢の確認
1.知熱灸
誤り。水分を介さない乾性温灸です。
2.棒灸
誤り。輻射熱を与える乾性温灸です。
3.ショウガ灸
正しい。生姜の水分が蒸気となって熱を伝える湿性温灸です。
4.温筒灸
誤り。台座を介して温熱を伝える乾性温灸です。
覚えるポイント
- 湿性温灸=水分を含むものをはさむ。ショウガ灸(隔姜灸)、味噌灸、にんにく灸。
- 乾性温灸=知熱灸、八分灸、棒灸、温筒灸、灸頭鍼、隔塩灸。
- 隔物灸は伝導熱、棒灸は輻射熱で熱を伝える。
- 隔物灸は、はさんだ物の薬効もあわせて期待される。