23PM154第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)

有痕灸を避けるべき経穴はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

有痕灸を避けるべき部位にある経穴を問う問題です。

解説

有痕灸は皮膚に熱傷をつくり、灸痕(瘢痕)を残します。したがって、瘢痕が目立って美容上の問題となる顔面部は、避けるべき部位の代表です。ほかに、粘膜、眼球周囲、外陰部、知覚が鈍く熱さに気づけない部位、血行障害のある部位、化膿しやすい部位、関節の可動部が挙げられます。

迎香は手の陽明大腸経の経穴で、顔面部、鼻唇溝中、鼻翼外縁の中点と同じ高さに取ります。顔の中央に位置し、瘢痕が明らかに目立つ部位であるため、有痕灸を避けるべき経穴として最も適切です。したがってこれが正答です。鼻閉や嗅覚障害、顔面神経麻痺に用いられる経穴ですが、施灸する場合は知熱灸や温灸などの無痕灸を選びます。

陰都は足の少陰腎経の経穴で、上腹部、臍中央の上方4寸、前正中線の外方5分に取ります。腹部にあり衣服に覆われるため、施灸が行われる部位です。

侠渓は足の少陽胆経の滎水穴で、足背、第4・第5趾間、みずかきの近位、赤白肉際に取ります。足背にあり、こちらも施灸が可能な部位です。

前頂は督脈の経穴で、頭部、前髪際の後方3寸5分、正中線上に取ります。頭髪に覆われるため瘢痕が目立ちにくく、施灸が行われる部位です。ただし、乳幼児では大泉門の位置にあたるため注意が必要です(顖会が大泉門の部位にあたります)。

顔面部に施灸する場合は、無痕灸(知熱灸、温灸、棒灸)を選ぶという原則を押さえておきます。

選択肢の確認

1.陰都
誤り。上腹部にあり、衣服に覆われる部位です。

2.迎香
正しい。顔面の中央にあり、灸痕が目立つため有痕灸を避けます。

3.侠渓
誤り。足背にあり、施灸が可能な部位です。

4.前頂
誤り。頭髪に覆われ、瘢痕が目立ちにくい部位です。

覚えるポイント

  • 有痕灸を避ける部位=顔面部、粘膜、眼球周囲、外陰部、知覚鈍麻部、血行障害部、関節可動部。
  • 顔面には無痕灸(知熱灸、温灸、棒灸)を選ぶ。
  • 迎香=鼻唇溝中、鼻翼外縁の中点の高さ。鼻閉と顔面神経麻痺に用いる。
  • 糖尿病、末梢循環障害、ステロイド薬の長期使用では、部位を問わず有痕灸を避ける。
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