23PM86|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
慢性閉塞性肺疾患患者に対する在宅での自主訓練で最も適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
**慢性閉塞性肺疾患(COPD)**の在宅での自主訓練を問う問題です。
解説
口すぼめ呼吸は、鼻から息を吸い、口をすぼめてゆっくり長く吐く呼吸法です。COPDでは、呼気時に細気管支が虚脱して空気が肺に閉じ込められます(エアトラッピング)。口をすぼめることで気道内圧が保たれ、細気管支の虚脱を防いで息を吐き出しやすくなります。患者が自分一人で、いつでもどこでも行える方法であるため、在宅での自主訓練として最も適切であり、これが正答です。あわせて**腹式呼吸(横隔膜呼吸)**も指導されます。
叩打法(タッピング、パーカッション)は、手をカップ状にして胸壁を叩き、その振動で気道の分泌物をはがす排痰法です。介助者が行う手技であり、患者が自分一人で行う自主訓練には適しません。
スクイージングは、呼気に合わせて胸郭を圧迫し、呼気流速を高めて分泌物の移動を促す排痰法です。こちらも介助者(理学療法士など)が行う手技であり、自主訓練ではありません。
バイブレーションは、呼気に合わせて胸壁に細かい振動を加えて分泌物の移動を促す排痰法です。同じく介助者が行う手技です。
COPDの在宅管理では、禁煙が最も重要であり、あわせて呼吸法の練習、呼吸筋のトレーニング、運動療法(歩行など)、栄養管理、インフルエンザと肺炎球菌のワクチン接種、必要に応じた在宅酸素療法が行われます。
選択肢の確認
1.口すぼめ呼吸
正しい。患者が自分で行え、気道の虚脱を防ぎます。
2.叩打法
誤り。介助者が行う排痰法です。
3.スクイージング
誤り。介助者が行う排痰法です。
4.バイブレーション
誤り。介助者が行う排痰法です。
覚えるポイント
- 口すぼめ呼吸=気道内圧を保ち、細気管支の虚脱を防ぐ。COPDの基本的な呼吸法。
- **腹式呼吸(横隔膜呼吸)**もあわせて指導する。
- 排痰法=体位ドレナージ、叩打法、スクイージング、バイブレーション(介助者が行う)。
- COPDの管理=禁煙が最重要、運動療法、栄養管理、ワクチン接種、在宅酸素療法。