23PM87|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
関節リウマチ患者によく用いる自助具はどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
自助具と適応する障害を対応させる問題です。
解説
リーチャーは、柄の先に把持部がついた棒状の自助具で、手の届かない場所の物を取るために用います。関節リウマチでは、肩、肘、手指の関節に痛みと可動域制限があり、また関節への負担を減らす必要があるため、床に落ちた物や高い場所の物を取る際にリーチャーが有用です。したがってこれが正答です。関節リウマチではほかに、太柄のスプーンやフォーク、ボタンエイド、靴べら、レバー式の蛇口やドアノブ、長柄のブラシなど、関節を保護しながら動作を可能にする自助具が用いられます。
関節リウマチのリハビリテーションでは、関節保護の原則が重要です。具体的には、大きな関節を使う、力を分散させる、長時間同じ姿勢をとらない、痛みの出る動作を避ける、無理のない範囲で可動域を保つ、といった指導が行われます。
筆談ボードは、言語障害や聴覚障害のある人が意思を伝えるための道具です。関節リウマチで第一に用いるものではありません。
ユニバーサルカフは、手のひらに巻いて食器やペンを固定する装具で、握力がほとんどない人(頸髄損傷など)に用いられます。関節リウマチでは、握力の低下はあるものの、通常はより簡便な太柄の道具が選ばれます。
トランスファーボードは、車椅子とベッドの間に渡して滑らせて移乗するための板で、下肢の麻痺がある人(脊髄損傷など)に用いられます。
選択肢の確認
1.リーチャー
正しい。手の届かない物を取るための自助具で、関節を保護できます。
2.筆談ボード
誤り。言語障害や聴覚障害のある人が用います。
3.ユニバーサルカフ
誤り。握力がほとんどない人(頸髄損傷など)に用います。
4.トランスファーボード
誤り。下肢の麻痺がある人の移乗に用います。
覚えるポイント
- リーチャー=手の届かない物を取る自助具。関節リウマチ、股関節術後、体幹の可動域制限。
- 関節リウマチの関節保護=大きな関節を使う、力を分散、長時間の同一姿勢を避ける。
- ユニバーサルカフ=頸髄損傷など握力のない人。トランスファーボード=移乗。
- 自助具は、残存機能を活かして動作の自立を助ける道具。