23PM90|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
後天の精から得られた水穀の悍気はどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
気の分類と、それぞれの性質を問う問題です。
解説
衛気は、飲食物から得られた水穀の気のうち、悍(かん)なる部分、すなわち性質が荒々しく激しい部分から生じるとされます。したがって「水穀の悍気」が衛気であり、これが正答です。
衛気の性質と働きは次のとおりです。脈外を流れ、動きが速く滑らかで、脈中にとどまることがありません。体表を巡って外邪の侵入を防ぎ(防御作用)、皮膚と腠理の開閉を調節して発汗を管理し、臓腑と肌肉を温めます。また、日中は身体の陽の部を25周し、夜間は陰の部を25周するとされ、これが覚醒と睡眠のリズムに関わると説明されます。
営気は、水穀の気のうち精微(せいび)なる部分から生じ、脈中を流れて血とともに全身を栄養します。「水穀の精気」と呼ばれ、血の生成にも関わります。衛気と対をなす概念です。
胃気は、胃の受納と腐熟の働きを支える気であり、広くは脾胃の機能全般、あるいは生命力の基礎を指す語としても用いられます。脈診では、脈に「胃の気」があるかどうかが予後の判断に関わるとされます。
宗気は、肺が取り込んだ清気と、脾胃がつくった水穀の気が結合して**胸中(気海、膻中の部位)**に集まる気です。呼吸と発声、そして心拍と血の運行を支えます。
選択肢の確認
1.胃気
誤り。胃の受納と腐熟を支える気です。
2.営気
誤り。水穀の精気であり、脈中を流れて全身を栄養します。
3.衛気
正しい。水穀の悍気であり、脈外を流れて体表を守ります。
4.宗気
誤り。清気と水穀の気が胸中に集まったものです。
覚えるポイント
- 衛気=水穀の悍気。脈外を流れ、防御、腠理の開閉、温煦を担う。
- 営気=水穀の精気。脈中を流れ、全身を栄養し血を生成する。
- 元気(原気)=先天の精から生じ、三焦を通じて全身をめぐる。生命活動の原動力。
- 宗気=清気+水穀の気。胸中に集まり、呼吸と発声、心拍を支える。