23PM94|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
外邪で収斂作用をもち、皮毛を収縮させるのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
六淫(外邪)の性質を問う問題です。
解説
寒邪は、次のような性質をもちます。
収引性は、収縮させ引きつらせる性質です。これにより、皮毛(腠理)が収縮して汗孔が閉じ、無汗となります。また、経脈と筋が引きつって、こわばりや屈伸の困難、激しい痛みが生じます。したがって収斂作用をもち皮毛を収縮させるのは寒邪であり、これが正答です。
凝滞性は、気血の流れを滞らせる性質です。「不通則痛(通ぜざれば則ち痛む)」の考え方により、激しく固定した痛みを生じます。痺証では**痛痺(寒痺)**にあたり、冷えると悪化し温めると軽減するのが特徴です。
さらに、寒邪は陽気を損なう性質をもち、悪寒、四肢の冷え、下痢、透明で量の多い尿や分泌物といった寒の症状をきたします。五臓では腎と関連づけられます。
風邪は、軽揚性(上部と体表を侵す)、遊走性(善行数変)、そして百病の長という性質をもちます。腠理を開いて汗を出させる方向に働き、収縮させるものではありません。
湿邪は、重濁性、粘滞性、下注性をもち、脾を傷りやすい邪です。重だるい症状と長引く経過が特徴です。
暑邪は、炎熱性、昇散性(気と津液を消耗し多汗をきたす)、湿を伴いやすいという性質をもち、心を傷ります。腠理を開いて発汗させる方向であり、収縮とは逆です。
選択肢の確認
1.風邪
誤り。軽揚性と遊走性をもち、腠理を開く方向に働きます。
2.湿邪
誤り。重濁性と粘滞性、下注性をもちます。
3.寒邪
正しい。収引性により腠理を収縮させ、無汗となります。
4.暑邪
誤り。炎熱性と昇散性をもち、多汗をきたします。
覚えるポイント
- 寒邪=収引性(収縮)と凝滞性(気血の停滞)。痛痺、無汗、悪寒、冷え。腎に関連。
- 風邪=軽揚性、遊走性、百病の長。行痺。肝に関連。
- 湿邪=重濁性、粘滞性、下注性。着痺。脾に関連。
- 暑邪=炎熱性、昇散性、湿を伴う。心に関連。燥邪=乾燥、肺を傷る。