23PM95|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
嘈雑がみられる病証はどれか。
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この問題は公式正答が公表されていないため、採点対象外です。
正答
1、3
この問題のポイント
**嘈雑(そうざつ)**という症状が示す病証を問う問題です。正答は二つあります。
解説
嘈雑は、みぞおちのあたりが「空腹のようでもあり、痛むようでもあり、焼けるようでもある」という、言葉で言い表しにくい不快な感覚を指します。胸やけやむかつきに近い訴えです。
この症状は、胃に熱があるときに生じるとされます。熱の性質によって、次の二つに分けられます。
胃の実熱では、辛いものや脂っこいもの、飲酒などによって胃に熱が生じ、嘈雑に加えて、口臭、歯肉の腫れと痛み、多食で空腹になりやすい(消穀善飢)、便秘、口渇して冷たい水を欲しがる、舌質紅で黄苔、脈は滑数といった実証の所見を伴います。
**胃の虚熱(胃陰虚)**では、胃の陰液が不足して相対的に熱が目立ち、嘈雑に加えて、空腹感はあるが食べられない(饑不欲食)、口や唇の乾燥、しゃっくり、舌質紅で少苔または無苔、脈は細数といった虚証の所見を伴います。
したがって、胃の虚熱と胃の実熱の両方で嘈雑がみられ、この二つが正答となります。
食滞は、飲食物が消化されずに停滞した状態で、腹部の膨満と痛み、腐った臭いのげっぷ(噯腐)、酸っぱい水が上がる、食欲不振、厚膩苔がみられます。
脾胃の湿熱は、湿と熱が脾胃に停滞した状態で、腹部の痞えと膨満、口が粘る、口苦、身体の重だるさ、黄膩苔、滑数脈がみられます。
選択肢の確認
1.胃の虚熱
正しい。胃陰虚による虚熱で嘈雑が生じます。饑不欲食、少苔、細数脈を伴います。
2.食滞
誤り。腹部の膨満、噯腐、厚膩苔が特徴です。
3.胃の実熱
正しい。胃の熱により嘈雑が生じます。口臭、消穀善飢、黄苔を伴います。
4.脾胃の湿熱
誤り。口が粘る、身体の重だるさ、黄膩苔が特徴です。
覚えるポイント
- 嘈雑=みぞおちの空腹感とも灼熱感ともつかない不快感。胃の熱による。
- 胃の実熱=口臭、歯肉の腫れ、消穀善飢、便秘、黄苔、滑数脈。
- 胃の虚熱(胃陰虚)=饑不欲食、口の乾燥、少苔、細数脈。
- 食滞=噯腐、腹満、厚膩苔。脾胃湿熱=口が粘る、身重、黄膩苔。