23PM96|第23回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第23回午後(科目未分類)
六経弁証の少陽病証でみられるのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
六経弁証における少陽病証の特徴を問う問題です。
解説
六経弁証は、外感病(外邪による病)の経過を六段階に分けて捉えるもので、太陽病、陽明病、少陽病(三陽病)と、太陰病、少陰病、厥陰病(三陰病)からなります。
少陽病証は、邪が体表(表)と体内(裏)の中間、すなわち半表半裏にある段階です。特徴的な症状は次のとおりです。
往来寒熱(悪寒と発熱が交互に繰り返す)、胸脇苦満(季肋部の張りと苦しさ)、口苦(口が苦い)、咽乾(のどの乾き)、目眩(めまい)、食欲不振、悪心。
したがって口苦が正答です。口が苦いのは、少陽経が属する胆の熱によって胆汁が上逆するためと説明され、少陽病の代表的な症状です。
悪風は、風に当たると寒気を感じる症状で、太陽病証(邪がまだ体表にある段階)の特徴です。太陽病では、悪寒、発熱、頭項強痛、脈浮がみられ、汗の有無によって太陽中風(有汗)と太陽傷寒(無汗)に分けられます。
下痢は、太陰病証の特徴です。太陰病は三陰病の最初の段階で、脾陽の虚により腹満、嘔吐、下痢、食欲不振、腹痛(温めると軽減)がみられます。
高熱は、陽明病証の特徴です。陽明病は邪が裏に入って熱が最も盛んな段階で、高熱、大汗、口渇、脈洪大(四大症)、あるいは便秘と腹満(承気湯証)がみられます。悪寒はなく、むしろ悪熱(熱を嫌う)となります。
選択肢の確認
1.悪風
誤り。太陽病証の特徴です。
2.口苦
正しい。少陽病証の代表的な症状です。
3.下痢
誤り。太陰病証の特徴です。
4.高熱
誤り。陽明病証の特徴です。
覚えるポイント
- 太陽病=表証。悪寒、発熱、頭項強痛、脈浮。
- 陽明病=裏の実熱。高熱、大汗、口渇、脈洪大。悪寒はなく悪熱。
- 少陽病=半表半裏。往来寒熱、胸脇苦満、口苦、咽乾、目眩。
- 太陰病=脾陽虚(腹満、下痢)。少陰病=心腎の陽虚(但欲寐、四肢厥冷)。厥陰病=寒熱錯雑。