24AM17第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)

頸椎について正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

頸椎と環椎後頭関節の特徴を問う問題です。

解説

環椎後頭関節は、後頭骨の後頭顆環椎(第1頸椎)の上関節窩との間につくられる関節です。左右一対で機能的には一つの関節として働き、主に**頭部の前後屈(うなずく動作)**と、わずかな側屈を担います。したがってこの記述が正しく、正答です。「イエス」とうなずく動きの関節と覚えられます。

これに対し、環軸関節(環椎と軸椎の間)は、軸椎の歯突起を軸として環椎が回る車軸関節で、**頭部の回旋(首を横に振る動作)**を担います。「ノー」と首を振る動きの関節です。

生理的後弯があるという記述は誤りです。脊柱の弯曲は、頸椎が前弯、胸椎が後弯、腰椎が前弯、仙尾骨が後弯です。頸椎は前弯であり、後弯ではありません。頸椎と腰椎の前弯は、乳児が首をすわらせ、立って歩くようになる過程で二次的に形成されます。

椎骨動脈は第7頸椎の横突孔を通るという記述も誤りです。椎骨動脈は鎖骨下動脈から分かれて上行し、第6頸椎から第1頸椎までの横突孔を通って、大後頭孔から頭蓋内へ入ります。第7頸椎の横突孔は通りません(第7頸椎の横突孔には静脈のみが通ります)。後頸部の刺鍼、特に環椎と軸椎の周囲では、椎骨動脈の損傷に注意が必要です。

環椎横靭帯は歯突起前面を覆うという記述も誤りです。環椎横靱帯は、軸椎の歯突起の後面を押さえて、歯突起が後方へ移動しないよう固定しています。この靱帯が損傷されたりゆるんだりすると(関節リウマチ、ダウン症、外傷)、環軸椎不安定性を生じ、頸髄を圧迫する危険があります。

選択肢の確認

1.生理的後弯がある。
誤り。頸椎は生理的前弯です。

2.椎骨動脈は第7頸椎の横突孔を通る。
誤り。第6頸椎から第1頸椎の横突孔を通ります。

3.環椎後頭関節は頭部の屈伸に関与する。
正しい。うなずく動作を担います。

4.環椎横靭帯は歯突起前面を覆う。
誤り。歯突起の後面を押さえて固定します。

覚えるポイント

  • 環椎後頭関節=屈伸(うなずく)環軸関節=回旋(首を横に振る)、車軸関節。
  • 脊柱の弯曲=頸椎前弯、胸椎後弯、腰椎前弯、仙尾骨後弯
  • 椎骨動脈は第6から第1頸椎の横突孔を通る。後頸部の深刺に注意。
  • 環椎横靱帯は歯突起の後面を固定。損傷で環軸椎不安定性、頸髄圧迫の危険。
24AM1624AM18
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