24AM19|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)
下肢の骨について正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
下肢の骨の突起と線の所在を問う問題です。
解説
恥骨筋線は、大腿骨の後面上部、小転子から粗線へ向かう線状の隆起で、恥骨筋が停止します。したがってこの記述が正しく、正答です。大腿骨の後面には、ほかに粗線(内側唇と外側唇からなり、内転筋群と大腿二頭筋短頭が付着)、殿筋粗面(大殿筋が停止)、転子窩(内閉鎖筋などが停止)があります。
距骨には載距突起があるという記述は誤りです。載距突起は踵骨の内側にある棚状の突起で、その上に距骨を載せて支えます。字のとおり「距(距骨)を載せる突起」であり、名前から距骨の一部と誤解しやすいところですが、踵骨の突起です。この上を長母趾屈筋腱が通り、内果の後下方(足根管、太渓の部位)に近い位置にあります。
腓骨にはヒラメ筋線があるという記述も誤りです。ヒラメ筋線は脛骨の後面にある斜めの線で、ヒラメ筋が起始します。この線を境に、上方には膝窩筋が付着します。ヒラメ筋は腓骨からも起始しますが、「ヒラメ筋線」という名称の構造があるのは脛骨です。
脛骨には粗線があるという記述も誤りです。粗線は大腿骨の後面を縦に走る隆起です。脛骨にある主な構造は、脛骨粗面(膝蓋腱が停止、オスグッド病の部位)、脛骨内側顆と外側顆、ヒラメ筋線、内果です。
下肢の骨の構造は、名称と所在を混同しやすいため、載距突起は踵骨、ヒラメ筋線は脛骨、粗線と恥骨筋線は大腿骨とまとめて覚えておきます。
選択肢の確認
1.距骨には載距突起がある。
誤り。載距突起は踵骨の内側にあります。
2.腓骨にはヒラメ筋線がある。
誤り。ヒラメ筋線は脛骨の後面にあります。
3.脛骨には粗線がある。
誤り。粗線は大腿骨の後面にあります。
4.大腿骨には恥骨筋線がある。
正しい。後面上部にあり、恥骨筋が停止します。
覚えるポイント
- 大腿骨=粗線、恥骨筋線、殿筋粗面、転子窩、大転子と小転子。
- 脛骨=脛骨粗面(膝蓋腱、オスグッド病)、ヒラメ筋線、内果。
- 踵骨=載距突起(距骨を支える)、踵骨隆起(アキレス腱が停止)。
- 腓骨=腓骨頭(総腓骨神経が後下方を回る)、外果。体重の支持にはほとんど関与しない。