24AM20|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)
腰三角を構成するのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
**腰三角(プティ三角)**を構成する要素を問う問題です。
解説
**腰三角(プティ三角、下腰三角)**は、腰部の後外側にある三角形の領域で、次の三つによって囲まれます。
外腹斜筋の後縁(前方の境界)、広背筋の前縁(後方の境界)、そして腸骨稜(下方の境界)です。したがって腰三角を構成するのは外腹斜筋であり、これが正答です。
この部位は、筋の層が薄く腹壁の弱い部分にあたるため、**腰ヘルニア(プティヘルニア)**が生じうる部位として知られています。また、腎臓へ到達する手術の際の進入路としても利用されます。刺鍼にあたっては、深部に腎臓があることを意識し、深刺を避ける配慮が必要です。近くにある経穴としては、京門(第12肋骨端下縁)、志室(第2腰椎の高さ、外方3寸)、腰眼(第4腰椎の高さ、外方3寸5分)などがあります。
腸肋筋は、脊柱起立筋を構成する筋の一つで、背部の深層を縦に走ります。腰三角を囲む要素ではありません(なお、上腰三角の境界には脊柱起立筋が関わります)。
大腰筋は、腰椎の椎体と横突起から起こり、腸骨筋とともに小転子に停止する股関節の屈筋です。**腹腔の後壁(後腹壁)**にあり、腰三角の構成要素ではありません。
腰方形筋は、腸骨稜から第12肋骨と腰椎の横突起へ向かう筋で、こちらも後腹壁を構成します。体幹の側屈と、第12肋骨の固定に働きます。腰三角の境界ではありません。
選択肢の確認
1.外腹斜筋
正しい。その後縁が腰三角の前方の境界となります。
2.腸肋筋
誤り。脊柱起立筋の一部で、背部の深層を走ります。
3.大腰筋
誤り。後腹壁にあり、股関節の屈曲に働きます。
4.腰方形筋
誤り。後腹壁を構成し、体幹の側屈に働きます。
覚えるポイント
- 腰三角(プティ三角)=外腹斜筋の後縁、広背筋の前縁、腸骨稜で囲まれる。
- 腹壁の弱い部分であり、腰ヘルニアが生じうる。
- 深部に腎臓があり、この領域の刺鍼では深刺を避ける。
- 聴診三角=僧帽筋外側縁、広背筋上縁、肩甲骨内側縁。こちらも筋が薄い。