24AM21|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)
上腕骨の内側上顆に起始するのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
上腕骨の内側上顆と外側上顆から起こる筋を区別する問題です。
解説
上腕骨の内側上顆からは、前腕の屈筋群と回内筋が共同の腱(共通屈筋起始)で起こります。具体的には、円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋の五つです。
したがって長掌筋が正答です。長掌筋は、手関節の掌側で最も表層を通る細い腱をもち、手掌腱膜へ移行します。手関節を軽く屈曲して母指と小指を合わせると、この腱が浮き上がって観察できます。なお、この筋は先天的に欠如していることもあります(およそ数パーセントから十数パーセント)。長掌筋腱は、内関や大陵の取穴の目印としても重要です。
外側上顆からは、前腕の伸筋群と回外筋が共同の腱(共通伸筋起始)で起こります。具体的には、総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋、短橈側手根伸筋、回外筋、肘筋などです。この起始部に炎症が起こったものが**上腕骨外側上顆炎(テニス肘)**であり、内側上顆に起こったものが上腕骨内側上顆炎(ゴルフ肘)です。
これを踏まえると、総指伸筋と肘筋は外側上顆から起こる筋であり、内側上顆ではありません。
腕橈骨筋は、上腕骨の外側顆上稜から起こり、橈骨茎状突起に停止する筋です。橈骨神経に支配され、前腕を中間位で屈曲させます。上顆そのものではなく、その上方の稜から起こる点に注意します。
選択肢の確認
1.腕橈骨筋
誤り。上腕骨の外側顆上稜から起こります。
2.総指伸筋
誤り。外側上顆から起こる伸筋群の一つです。
3.長掌筋
正しい。内側上顆から起こる屈筋群の一つです。
4.肘筋
誤り。外側上顆から起こります。
覚えるポイント
- 内側上顆=円回内筋、橈側手根屈筋、長掌筋、尺側手根屈筋、浅指屈筋(共通屈筋起始)。
- 外側上顆=総指伸筋、小指伸筋、尺側手根伸筋、短橈側手根伸筋、回外筋、肘筋(共通伸筋起始)。
- 外側上顆炎=テニス肘(バックハンド型)、内側上顆炎=ゴルフ肘(フォアハンド型)。
- 長掌筋腱は内関と大陵の取穴の目印。欠如していることもある。