24AM26|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)
錐体路が通過するのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
錐体路の走行を問う問題です。
解説
**錐体路(皮質脊髄路)**は、随意運動の指令を伝える下行路で、次の経路をたどります。
大脳皮質の一次運動野(中心前回)から起こり、放線冠を通って内包の後脚を下行します。ここで運動線維が密に集まるため、内包の小さな障害でも重い片麻痺が生じます。したがって内包を通過し、これが正答です。内包はレンズ核と、尾状核・視床との間にあり、ラクナ梗塞と高血圧性脳出血の好発部位でもあります。
内包を出た後は、中脳の大脳脚、橋の橋底部を経て延髄に達し、延髄の前面にある錐体を形成します。ここで大部分(およそ8割から9割)が反対側へ交叉し(錐体交叉)、脊髄の側索を下行して外側皮質脊髄路となり、脊髄前角の運動ニューロンに終わります。交叉しなかった線維は前索を下行して前皮質脊髄路となります。
脳梁は、左右の大脳半球を結ぶ交連線維の集まりで、両半球の間で情報をやり取りする経路です。錐体路とは異なります。
橋被蓋は橋の背側部分で、脳神経核(三叉神経、外転神経、顔面神経の核)や網様体があります。錐体路が通るのは腹側の橋底部です。
後索は脊髄の後方にある白質で、識別性触覚、振動覚、意識にのぼる深部感覚を伝える**上行路(感覚路)**です。運動の下行路ではありません。
選択肢の確認
1.脳梁
誤り。左右の大脳半球を結ぶ交連線維です。
2.内包
正しい。錐体路は内包の後脚を通過します。
3.橋被蓋
誤り。錐体路が通るのは橋底部です。
4.後索
誤り。識別性触覚と深部感覚を伝える上行路です。
覚えるポイント
- 錐体路=一次運動野→放線冠→内包後脚→大脳脚→橋底部→延髄の錐体で交叉→脊髄側索。
- 内包は運動線維が密に集まるため、小さな障害でも重い片麻痺を生じる。ラクナ梗塞の好発部位。
- 障害されると痙性麻痺、腱反射亢進、バビンスキー徴候陽性(上位運動ニューロン障害)。
- 後索路=識別性触覚と深部感覚の上行路。外側脊髄視床路=温痛覚。