24AM3第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)

緩和医療について正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 2

正答

2

この問題のポイント

**緩和医療(緩和ケア)**の考え方を問う問題です。

解説

緩和ケアは、生命を脅かす疾患に伴う問題に直面している患者と家族に対して、痛みやその他の身体的、心理社会的、そしてスピリチュアルな問題を早期に見いだし、適切に評価して対処することで、生活の質(QOL)を改善する取り組みです。

すなわち、疾病そのものを根治することを目指すものではなく、苦痛を和らげて生活の質を高めることを目的とします。したがってこの記述が正しく、正答です。

病気の早い段階で始めてはならないという記述は誤りです。かつては終末期に行うものと考えられていましたが、現在は診断された早い段階から、根治を目指す治療と並行して行うことが推奨されています。早期からの緩和ケアが、生活の質だけでなく予後にも良い影響を与えることが示されています。

がん患者以外に適用してはならないという記述も誤りです。緩和ケアの対象は、がんに限らず、心不全、慢性閉塞性肺疾患、腎不全、神経難病など、生命を脅かすあらゆる疾患に広がっています。日本でも、がんと心不全が緩和ケアの対象として位置づけられています。

心理的な痛みへの対応は不要であるという記述も誤りです。緩和ケアでは、痛みを**全人的苦痛(トータルペイン)**として捉えます。すなわち、身体的苦痛、精神的(心理的)苦痛、社会的苦痛、スピリチュアルな苦痛の四つの側面から理解し、多職種のチームで対応します。心理的苦痛への対応はその中心的な要素の一つです。

選択肢の確認

1.病気の早い段階で始めてはならない。
誤り。診断早期から治療と並行して行うことが推奨されます。

2.疾病の根治を目指すものではない。
正しい。苦痛を和らげ生活の質を高めることが目的です。

3.がん患者以外に適用してはならない。
誤り。心不全や神経難病など、あらゆる疾患に広がっています。

4.心理的な痛みへの対応は不要である。
誤り。全人的苦痛の一側面として重要な対象です。

覚えるポイント

  • 緩和ケア=生活の質(QOL)の改善が目的。根治を目指すものではない。
  • 診断早期から、根治を目指す治療と並行して行う。
  • 全人的苦痛(トータルペイン)=身体的、精神的、社会的、スピリチュアル。
  • 対象はがんに限らない。多職種チームで対応する。
24AM224AM4
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)