24AM4|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
疫学について正しいのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
疫学の基本用語と統計調査を問う問題です。
解説
合計特殊出生率は、15歳から49歳までの女性の年齢別出生率を合計したもので、「1人の女性が一生の間に産む子どもの数」に相当する指標です。したがってこの記述が正しく、正答です。人口を維持するために必要な水準(人口置換水準)はおよそ2.07とされ、日本はこれを長く下回っています。
罹患率は、一定期間内に新たに発生した患者数を、その期間に疾病にかかる可能性のあった人の観察期間で割った指標です。「ある時点の疾病の有無の率」ではありません。それは有病率の説明です。
有病率は、ある一時点において疾病をもっている人の割合です。「ある期間内の疾病の発生の率」ではありません。それは罹患率の説明です。すなわち、選択肢1と2は説明が入れ替わっています。有病率はおおよそ罹患率×罹病期間で表され、慢性疾患では高く、短期間で治癒する疾患では低くなります。
国勢調査は、5年に1回、10月1日現在で実施される全数調査です。7年に1回ではありません。西暦の末尾が0の年に大規模調査、5の年に簡易調査が行われます。人口静態統計の基礎資料となり、日本に住むすべての人と世帯が対象です。
なお、人口動態統計は、出生、死亡、死産、婚姻、離婚の五つの届出をもとに作成されます。
選択肢の確認
1.罹患率はある時点のその疾病の有無の率である。
誤り。それは有病率の説明です。罹患率は新規発生を数えます。
2.有病率はある期間内の疾病の発生の率である。
誤り。それは罹患率の説明です。有病率はある時点の割合です。
3.合計特殊出生率は1人の女性が一生の間に産む子供の数の指標である。
正しい。15歳から49歳の年齢別出生率の合計です。
4.国勢調査は7年に1回行われる。
誤り。5年に1回実施されます。
覚えるポイント
- 罹患率=一定期間の新規発生。有病率=ある時点の患者割合。
- 有病率はおおよそ罹患率×罹病期間。
- 合計特殊出生率=15歳から49歳の年齢別出生率の合計。人口置換水準はおよそ2.07。
- 国勢調査=5年に1回、人口静態統計。人口動態統計=出生、死亡、死産、婚姻、離婚。