24AM32|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
ニューロンから分泌されるのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
ホルモンの産生部位を問う問題です。
神経細胞がホルモンを分泌する仕組み(神経分泌)が要点です。
解説
オキシトシンは、視床下部の神経細胞(室傍核と視索上核のニューロン)でつくられ、その軸索を通って下垂体後葉まで運ばれ、そこから血中へ放出されます。すなわちニューロンから分泌されるホルモンであり、これが正答です。このような仕組みを神経分泌といいます。同じ仕組みで放出されるものに**バソプレシン(抗利尿ホルモン)**があります。オキシトシンは、分娩時の子宮収縮と授乳時の射乳を担います。
成長ホルモンは、下垂体前葉の腺細胞から分泌されるホルモンです。前葉は口腔上皮に由来する腺組織であり、ニューロンではありません。なお、その分泌を調節する成長ホルモン放出ホルモンとソマトスタチンは、視床下部のニューロンから下垂体門脈系へ分泌されます。
**パラソルモン(副甲状腺ホルモン)**は、副甲状腺の主細胞から分泌されるホルモンです。血中カルシウム濃度を上げる働きをもち、骨からのカルシウム動員、腎での再吸収の促進、活性型ビタミンDの産生促進を担います。ニューロンからの分泌ではありません。
レニンは、腎臓の傍糸球体細胞から分泌される酵素(ホルモン様物質)です。血圧の低下や腎血流量の減少に反応して分泌され、レニン・アンジオテンシン・アルドステロン系を活性化します。こちらもニューロンからの分泌ではありません。
なお、副腎髄質のクロム親和性細胞は、発生学的に交感神経節後細胞に相当する細胞で、カテコールアミンを分泌します。神経分泌の一種として理解されることもあります。
選択肢の確認
1.オキシトシン
正しい。視床下部のニューロンでつくられ、下垂体後葉から放出されます。
2.成長ホルモン
誤り。下垂体前葉の腺細胞から分泌されます。
3.パラソルモン
誤り。副甲状腺の主細胞から分泌されます。
4.レニン
誤り。腎臓の傍糸球体細胞から分泌されます。
覚えるポイント
- 神経分泌=視床下部のニューロンがホルモンを産生。オキシトシンとバソプレシンが代表。
- これらは軸索を通って下垂体後葉まで運ばれ、そこから放出される。
- 下垂体前葉=腺組織。成長ホルモン、プロラクチン、TSH、ACTH、FSH、LHを分泌。
- パラソルモン=副甲状腺(血中カルシウムを上げる)。カルシトニン=甲状腺傍濾胞細胞(下げる)。