24AM34第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)

抑制性伝達物質としてのみ働くのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

神経伝達物質の作用の性質を問う問題です。

解説

ガンマアミノ酪酸(GABA)は、中枢神経系における主要な抑制性の神経伝達物質です。GABA受容体に結合すると、塩化物イオンが細胞内へ流入して細胞が過分極し、興奮しにくくなります。抑制性としてのみ働く点が特徴で、これが正答です。抗不安薬や睡眠薬(ベンゾジアゼピン系)、一部の抗てんかん薬は、このGABAの働きを強めることで効果を発揮します。なお、脊髄ではグリシンも主要な抑制性伝達物質として働きます。

アセチルコリンは、部位によって興奮性にも抑制性にも働く伝達物質です。神経筋接合部(ニコチン受容体)では骨格筋を興奮させて収縮させますが、心臓(ムスカリン受容体)では心拍数を減らす抑制的な作用を示します。したがって抑制性としてのみ働くものではありません。

ノルアドレナリンも、受容体の種類によって作用が異なります。血管のα1受容体では収縮(興奮性)、心臓のβ1受容体では心拍数と収縮力の増加、気管支のβ2受容体では弛緩というように、部位によって効果が変わります。また中枢では、青斑核から広く投射して覚醒と注意、そして下行性疼痛抑制系に関わります。

グルタミン酸は、中枢神経系における主要な興奮性の神経伝達物質です。GABAと対をなす存在で、学習と記憶(長期増強)に重要な役割を果たします。過剰になると神経細胞を傷害する興奮毒性を示し、脳虚血における神経細胞死に関与します。

選択肢の確認

1.アセチルコリン
誤り。部位によって興奮性にも抑制性にも働きます。

2.ガンマアミノ酪酸
正しい。中枢の主要な抑制性伝達物質として働きます。

3.ノルアドレナリン
誤り。受容体の種類によって作用が異なります。

4.グルタミン酸
誤り。中枢の主要な興奮性伝達物質です。

覚えるポイント

  • GABA=中枢の主要な抑制性伝達物質。脊髄ではグリシンも抑制性。
  • グルタミン酸=中枢の主要な興奮性伝達物質。長期増強と興奮毒性に関与。
  • アセチルコリン=神経筋接合部と自律神経節、副交感神経の節後線維。部位により作用が異なる。
  • ノルアドレナリン=交感神経の節後線維。α受容体とβ受容体で作用が異なる。
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