24AM36|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
運動反射と反射中枢の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
反射と反射中枢の位置を対応させる問題です。
解説
横隔膜反射は、横隔膜に関わる反射で、その中枢は脊髄にあります。横隔膜を支配する**横隔神経は第3から第5頸髄(C3からC5)**に由来するため、この高さの脊髄が反射に関わります。したがってこの組合せが正しく、正答です。「C3、4、5が横隔膜を生かす」という語呂で覚えられます。なお、第4頸髄より上位の頸髄損傷では横隔膜が麻痺し、自発呼吸ができなくなります。
屈曲反射は、皮膚に侵害刺激が加わったときに、その肢の屈筋が収縮して刺激から逃れる反射です。中枢は脊髄にあり、多シナプス反射として複数の髄節にまたがります。延髄ではありません。反対側では伸筋が収縮する交叉性伸展反射を伴います。
立ち直り反射は、身体の傾きに対して頭部と体幹を正しい位置に戻す反射で、中枢は中脳にあります。橋ではありません。頭部の位置を視覚、前庭覚、頸部の固有感覚をもとに調節します。
緊張性頸反射は、頸部の位置によって四肢の筋緊張が変化する反射で、中枢は延髄にあります。中脳ではありません。非対称性緊張性頸反射(顔を向けた側の上下肢が伸展し、反対側が屈曲する)は、乳児期にみられる原始反射の一つで、通常は生後4から6か月ごろに消失します。脳性麻痺などではこの反射が残存します。
反射中枢の位置を整理すると、脊髄=伸張反射(腱反射)、屈曲反射、排尿・排便反射、勃起反射、横隔膜反射。延髄=嚥下、嘔吐、咳、くしゃみ、唾液分泌、呼吸、心臓血管、緊張性頸反射。中脳=対光反射、立ち直り反射。視床下部=体温調節、射乳反射、となります。
選択肢の確認
1.横隔膜反射-脊髄
正しい。横隔神経はC3からC5に由来します。
2.屈曲反射-延髄
誤り。中枢は脊髄にあります。
3.立ち直り反射-橋
誤り。中枢は中脳にあります。
4.緊張性頸反射-中脳
誤り。中枢は延髄にあります。
覚えるポイント
- 脊髄=伸張反射、屈曲反射、排尿・排便反射、横隔膜反射(C3からC5)。
- 延髄=嚥下、嘔吐、咳、くしゃみ、唾液分泌、呼吸、心臓血管、緊張性頸反射。
- 中脳=対光反射、立ち直り反射。視床下部=体温調節、射乳反射。
- 第4頸髄より上位の頸髄損傷では横隔膜が麻痺し、自発呼吸ができなくなる。