24AM54|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
自律神経反射はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
反射の分類を問う問題です。
自律神経が関わる反射を選びます。
解説
**アシュネル反射(眼球心臓反射)は、眼球を圧迫すると心拍数が減少(徐脈)する反射です。求心路は三叉神経(眼神経)、遠心路は迷走神経(副交感神経)であり、効果器は心臓です。すなわち、遠心路が自律神経である自律神経反射(体性-自律神経反射)**にあたり、これが正答です。過度の圧迫は著しい徐脈や心停止を招くことがあるため、眼球周囲の施術では強い圧迫を避けます。同様の機序による反射として、頸動脈洞反射(頸動脈洞の圧迫で徐脈と血圧低下)があります。
バビンスキー反射は、足底の外側をこすると母趾が背屈する反射で、錐体路の障害を示す病的反射です。効果器は骨格筋であり、自律神経反射ではありません。なお、2歳未満の乳幼児では錐体路が未熟なため生理的にみられます。
ホフマン反射は、中指の爪を弾くと母指と示指が屈曲する反射で、こちらも錐体路障害を示す病的反射です。上肢における病的反射で、頸髄症の評価に用いられます。トレムナー反射も同様です。
モロー反射は、乳児の頭を少し落とすように動かすと、両上肢を大きく広げて抱きつくように戻す反射で、原始反射の一つです。通常は生後4から6か月ごろに消失し、残存する場合や左右差がある場合は中枢神経の異常を疑います。効果器は骨格筋であり、自律神経反射ではありません。
反射の分類は、効果器が骨格筋か内臓かによって、体性反射と**自律神経反射(内臓反射)**に分けられます。
選択肢の確認
1.バビンスキー反射
誤り。錐体路障害を示す病的反射です。
2.ホフマン反射
誤り。上肢における病的反射です。
3.モロー反射
誤り。乳児にみられる原始反射です。
4.アシュネル反射
正しい。眼球の圧迫により迷走神経を介して徐脈が起こる自律神経反射です。
覚えるポイント
- アシュネル反射(眼球心臓反射)=眼球の圧迫→迷走神経→徐脈。自律神経反射。
- 病的反射=バビンスキー、ホフマン、トレムナー、チャドック。錐体路障害を示す。
- 原始反射=モロー、把握、吸啜、緊張性頸反射。生後数か月で消失する。
- 眼球周囲と頸動脈洞への強い圧迫は避ける(徐脈と失神の危険)。