24AM64|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
装具と疾患の組合せで正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
装具と適応疾患を対応させる問題です。
解説
ミルウォーキーブレースは、骨盤帯から頸部まで支柱が伸びる体幹装具で、側弯症の進行を抑える目的で用いられます。したがってこの組合せが正しく、正答です。頸部までを含むため、上位胸椎の弯曲にも対応できますが、装着感と外見の問題から、現在は頸部を含まない**アンダーアーム型(ボストンブレースなど)**が用いられることが多くなっています。
ボストンブレースも、側弯症に用いる胸腰仙椎装具です。斜頸に用いるものではありません。斜頸(筋性斜頸)は乳児期に多く、多くは自然に軽快するため経過観察が基本です。
デニスブラウン副子は、先天性内反足に対して用いる装具です。両足に靴を装着し、それを横棒でつないで外転位に保持します。発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)に用いるものではありません。
**リーメンビューゲル装具(あぶみバンド)**は、**発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)**に対して用いる装具です。股関節を屈曲・外転位に保ち、乳児が自分で下肢を動かせる自由度を残しながら自然な整復を促します。先天性内反足に用いるものではありません。
すなわち、選択肢3と選択肢4は適応疾患が入れ替わっています。
側弯症は、思春期の女子に多い特発性側弯症が大部分を占めます。前屈させて肋骨隆起(リブハンプ)を確認する前屈テストでスクリーニングし、コブ角によって重症度を判定します。おおむね25度から40度程度では装具療法、それを超えて進行する場合は手術が検討されます。
選択肢の確認
1.ミルウォーキーブレース-側弯症
正しい。骨盤帯から頸部まで及ぶ体幹装具です。
2.ボストンブレース-斜頸
誤り。ボストンブレースも側弯症に用います。
3.デニスブラウン副子-発育性股関節形成不全(先天性股関節脱臼)
誤り。デニスブラウン副子は先天性内反足に用います。
4.リーメンビューゲル装具-先天性内反足
誤り。リーメンビューゲル装具は先天性股関節脱臼に用います。
覚えるポイント
- 側弯症=ミルウォーキーブレース、ボストンブレース。前屈テストでスクリーニング。
- 先天性股関節脱臼=リーメンビューゲル装具、フォンローゼン装具。
- 先天性内反足=デニスブラウン副子、ギプス矯正。
- 脳卒中片麻痺=短下肢装具(下垂足と内反の補正)。