24AM66第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午前(科目未分類)

硬膜外麻酔について正しいのはどれか。

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

硬膜外麻酔の特徴を、脊椎麻酔と対比して問う問題です。

解説

硬膜外麻酔は、硬膜外腔に局所麻酔薬を注入して、そこを通る脊髄神経の根をブロックする麻酔法です。

硬膜外腔は脊柱の全長にわたって存在するため、頸部から胸部、腰部、仙骨部まで、どの高さでも用いることができます。したがってこの記述が正しく、正答です。カテーテルを留置すれば持続的に投与でき、術後の疼痛管理や無痛分娩、がん性疼痛の緩和にも用いられます。麻酔の範囲を注入する高さと量で調節できる点も利点です。

局所麻酔薬をくも膜下腔に注入するという記述は誤りです。くも膜下腔に注入するのは**脊椎麻酔(脊髄くも膜下麻酔)**です。硬膜外麻酔では硬膜の外側に注入します。なお、脊椎麻酔は脊髄の損傷を避けるため、脊髄円錐より下方(第3・第4腰椎間など)で行われます。

出血性素因のある患者でも安全に行えるという記述も誤りです。硬膜外腔には静脈叢が発達しているため、出血傾向のある患者や抗凝固薬を使用している患者では、硬膜外血腫を生じて脊髄を圧迫し、麻痺に至る危険があります。したがって出血性素因は禁忌です。ほかに、穿刺部位の感染、頭蓋内圧亢進、患者の同意が得られない場合も禁忌となります。

効果発現は脊椎麻酔よりも早いという記述も誤りです。脊椎麻酔は薬液が直接くも膜下腔の脳脊髄液に入るため効果発現が速く、硬膜外麻酔は薬液が硬膜を越えて神経根へ広がる必要があるため遅くなります。

選択肢の確認

1.局所麻酔薬をくも膜下腔に注入する。
誤り。くも膜下腔に注入するのは脊椎麻酔です。

2.出血性素因のある患者でも安全に行える。
誤り。硬膜外血腫の危険があり、禁忌です。

3.頸部に用いることができる。
正しい。硬膜外腔は全長にわたるため、どの高さでも用いられます。

4.効果発現は脊椎麻酔よりも早い。
誤り。脊椎麻酔のほうが速く効果が現れます。

覚えるポイント

  • 硬膜外麻酔硬膜外腔に注入。どの高さでも可能、カテーテル留置で持続投与、効果発現は遅い。
  • 脊椎麻酔くも膜下腔に注入。効果発現が速い。脊髄円錐より下方で穿刺。
  • 出血性素因と抗凝固薬は硬膜外麻酔の禁忌(硬膜外血腫の危険)。
  • 頭蓋内では硬膜が骨に密着するため硬膜外腔はないが、脊髄では存在し脂肪と静脈叢が満たす。
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