24AM69|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
高尿酸血症について正しいのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
高尿酸血症と痛風の病態を問う問題です。
解説
尿酸は水に溶けにくい物質であるため、血中濃度が高くなると尿中の濃度も上がり、尿路で結晶化して尿酸結石を形成します。したがって「尿管結石の原因となる」が正しく、正答です。尿酸結石はエックス線に写りにくい(レントゲン陰性結石)という特徴があり、予防には十分な水分摂取と尿のアルカリ化が有効です。なお、尿路結石の中で最も多いのはシュウ酸カルシウム結石です。
ヒスタミンと関連があるという記述は誤りです。尿酸は、プリン体(核酸の構成成分であるプリン塩基)が分解されてできる最終産物です。ヒスタミンはアミノ酸のヒスチジンから生じる物質で、アレルギーと炎症に関わります。尿酸とは関係しません。
痛風発作の初発部位は手の指節間関節であるという記述も誤りです。痛風発作の初発部位として圧倒的に多いのは、**足の第1中足趾節関節(母趾のつけ根)**です。全体のおよそ7割がここから始まります。夜間から明け方に突然、激しい痛みと発赤、腫脹、熱感が生じ、歩行も困難になります。関節液には尿酸ナトリウムの結晶が認められます。
自己免疫疾患であるという記述も誤りです。痛風は、尿酸の産生過剰または排泄低下による代謝性の疾患です。関節内に析出した尿酸ナトリウムの結晶を白血球が貪食することで急性の炎症が起こります。自己免疫の機序によるものではありません。
食事療法では、アルコールとプリン体の制限、そして十分な水分摂取が基本です。アルコールは尿酸の産生を促し、乳酸を介して排泄も妨げるため、最も制限すべきものです。
選択肢の確認
1.ヒスタミンと関連がある。
誤り。尿酸はプリン体の分解産物です。
2.尿管結石の原因となる。
正しい。尿中で結晶化して尿酸結石を形成します。
3.痛風発作の初発部位は手の指節間関節である。
誤り。足の第1中足趾節関節が最も多い初発部位です。
4.自己免疫疾患である。
誤り。尿酸の産生過剰または排泄低下による代謝性疾患です。
覚えるポイント
- 尿酸=プリン体の分解産物。高尿酸血症は痛風と尿酸結石の原因。
- 痛風発作=足の第1中足趾節関節に好発、夜間から明け方の激痛、発赤と腫脹。
- 食事療法=アルコールとプリン体を制限、水分は十分に摂取。
- 中年男性に多く、肥満、高血圧、脂質異常症を合併しやすい。