24PM101第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問

過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)

次の文で示す症状に用いる刺法はどれか。「足から膝にかけて冷えがあり、水様便が出る。」

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正解: 3

正答

3

この問題のポイント

十二刺のうち、寒による症状に用いる刺法を問う問題です。

解説

陰刺は、左右の太渓(内果とアキレス腱の間)に同時に刺鍼する刺法で、寒厥(冷えによって手足が冷たくなる状態)に用いるとされます。

この症例では、足から膝にかけての冷え水様便がみられます。水様便は、消化管が冷えて水分を吸収できないことによるもので、いずれも腎陽の不足を示します。太渓は腎経の原穴であり、腎の陽気を補って温めるのに適した経穴です。したがって陰刺が最も適切であり、これが正答です。

短刺は、鍼をゆっくり進めながら細かく揺すって骨に近づけ、骨のきわで上下に動かす刺法で、骨痺(骨の深部の痛み)に用います。

偶刺は、胸腹部の痛む部位の前面に1本、背部の対応する部位に1本を刺し、前後から挟むようにする刺法で、心痺(胸の痛み)に用います。前後の二本を用いることから「偶」と呼ばれます。

報刺は、痛む場所に刺鍼し、いったん抜いてから、次に痛む場所を探し当てて改めて刺すことを繰り返す刺法で、痛む場所が移動する場合に用います。

十二刺は、用いる鍼の本数、刺入の深さ、操作の仕方、そして適応する病態によって区別されます。本数で覚えると、偶刺が2本(前後)、傍鍼刺が2本(中心と傍ら)、斉刺(三刺)が3本、揚刺が5本、**陰刺が2本(左右)**となります。

選択肢の確認

1.短刺
誤り。骨のきわまで進める刺法で、骨痺に用います。

2.偶刺
誤り。胸腹部と背部から挟むように刺す刺法で、心痺に用います。

3.陰刺
正しい。左右の太渓に刺鍼し、寒厥に用います。

4.報刺
誤り。痛む場所を追いかけて繰り返し刺す刺法です。

覚えるポイント

  • 陰刺左右の太渓に刺鍼。寒厥(冷えによる手足の冷え)に用いる。
  • 偶刺=2本(前後)、心痺斉刺=3本、揚刺=5本。
  • 恢刺=筋痺短刺=骨痺報刺=移動する痛み
  • 冷えと水様便=腎陽虚。太渓、命門、関元、腎兪を用い灸法が有効。
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