24PM105|第24回 はり師・きゅう師国家試験 過去問
過去問題(未分類)第24回午後(科目未分類)
伏在神経の支配領域にある経穴はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
伏在神経の支配領域にある経穴を問う問題です。
解説
伏在神経は、大腿神経の終枝で、感覚のみを担う皮神経です。大腿の内側を下行し、膝の内側を通って下腿の内側から内果、足の内側縁にかけての皮膚知覚を担当します。膝の前面には膝蓋下枝を出して分布します。
犢鼻は足の陽明胃経の経穴で、膝前面、膝蓋靱帯外方の陥凹部(外膝眼)に取ります。膝の前面にあたるため、伏在神経の膝蓋下枝の支配領域に含まれます。したがってこれが正答です。ジャンパー膝(膝蓋腱炎)や変形性膝関節症の局所治療穴として用いられます。
梁丘は胃経の郄穴で、大腿前外側、外側広筋と大腿直筋腱の間、膝蓋骨底の上方2寸に取ります。この部位の皮膚知覚は、大腿神経の前皮枝や外側大腿皮神経が担い、伏在神経の領域ではありません。
足三里は胃経の経穴で、下腿前面、犢鼻の下方3寸、脛骨前縁の外方1横指に取ります。この部位の皮膚知覚は外側腓腹皮神経などが担い、深部の前脛骨筋は深腓骨神経が支配します。伏在神経の領域ではありません(伏在神経は下腿の内側を下行します)。
豊隆は胃経の絡穴で、下腿前外側、前脛骨筋の外縁、外果尖の上方8寸に取ります。こちらも下腿の外側であり、伏在神経の領域ではありません。
なお、伏在神経の領域にある経穴としては、下腿内側を走る三陰交、漏谷、地機、陰陵泉や、膝内側の曲泉、陰谷、足内側の商丘、公孫などが挙げられます。
選択肢の確認
1.梁丘
誤り。大腿前外側にあり、大腿神経の前皮枝などの領域です。
2.犢鼻
正しい。膝前面にあり、伏在神経の膝蓋下枝の領域です。
3.足三里
誤り。下腿前面にあり、外側腓腹皮神経などの領域です。
4.豊隆
誤り。下腿前外側にあり、伏在神経の領域ではありません。
覚えるポイント
- 伏在神経=大腿神経の終枝、感覚のみ。大腿内側から膝内側、下腿内側、内果、足内側へ。
- 膝の前面には膝蓋下枝が分布する。犢鼻がその領域にあたる。
- 下腿の皮神経=内側は伏在神経、外側は外側腓腹皮神経と浅腓骨神経、後面は内側腓腹皮神経。
- 下腿の筋の支配=前方が深腓骨神経、外側が浅腓骨神経、後方が脛骨神経。